北海道のゴルフシーズンは4月中旬頃から本格化しますが、残り1ヶ月半となってきました。
2019年早々荒れた天気が続き最高気温が氷点下という日も多かったんですが、2月中旬頃から気温がプラスになる日も多く、春の訪れが近いのを感じます。
体感的に暖かくなってくるとボールを打ちたくなるのはゴルファーの性で、、ゴルフ仲間からも打ちっ放しに行ってきたという話を聞くことが増えてきました。
以前の私なら吹雪の中でも打ちっ放しに行っていましたが、年齢を重ねて体に無理がきかなくなってからは怪我を恐れてひたすら室内練習です。
素振りとパターの室内練習が充実してきた
室内練習のメニューを色々と増やして毎日練習に取り組んできました。帰宅直後か就寝前に、
「ホースドリル」→「うねり棒の素振り」→「パター練習」
の流れで毎日練習しています。
1日あたりの練習時間はトータルで10分くらいです。サボり癖のある私にはこれくらいの短さが毎日続くポイントです。
【1分】1.パワースタンスに乗ってホースを振る「ホースドリル」
まずはパワースタンスに乗ってホースドリル用に自作した練習器具を使って、軽く素振りをします。時間は1分程度。
軽いホースを腕で振りたくなるところをぐっと抑え、下半身の動きで腕が振られる感覚を感じながらホースを振るようにしています。インパクト後に体が起き上がる癖があるため、「肩の縦回旋」を意識してフォローを出し、フォローで体を傾けたままボールの行方を追いかける練習もしています。
【3分】2.パワースタンスに乗って、うねり棒を振る
ホースドリルで体を温めた後、うねり棒に持ち替えて素振りを行います。時間は3分程度。
まず重い方を持って下半身の動きを確認しながらゆっくり振り抜きます。バックスイングで胸を飛球線後方に向けるようにして上半身と下半身のねじれが甘くなりやすいのを防いでいます。
上半身と下半身の動きに慣れてきたらうねり棒を軽い方に持ち替えて、風切り音が大きくなるようにビュンビュン振り抜きます。フットワークのタイミングを早くするほどヘッドスピードが上がります。
【5分】3.バックスイングの大きさとテンポをチェックしながらパット練習
素振りが終わったら素振り練習道具を片付け、パット練習に入ります。こちらは5分程度。
最近取り組んでいるのは、バックスイングの大きさとテンポでパターの距離感を養う練習です。
自動返球機能が付いたパターマットを使っているおかげで、ボールを取りに行く手間が省けるのも続けられる理由のひとつです。
素振りの軌道確認のため、ゴムティーを打つ
ホースドリルやうねり棒を振っているときは主に下半身のフットワークに注意しているため、クラブの軌道が正しいかどうかが気になります。
そこで、こんな道具を用意してみました。
素振り用のマットに長めのゴムティーをつけたものです。
Amazonだとこんなセットが売られていました。
パワースタンスのボール位置にゴムティーが来るように素振り用マットをセットして、ホースやうねり棒でゴムティーを打っていきます。
うねり棒では、最初は4時-8時くらいの振り幅から始めます。
軽くバックスイングして
ゴムティーを打ち、
フォローを出していきます。
フォローを出した後、勢いをつけたままバックスイングしたときにもゴムティーに当たるとなおOKです。
素振りの往復でゴムティーを「パチン、パチン」と当てられると横方向のスイング軌道だけではなく、縦方向の上体の起き上がりのチェックにも役立ちます。
へそを飛球線方向に向けるよう下半身を回転させながら右手を右足外側へ「掌底打ち」する
素振りでゴムティーを当てる練習に取り組み始めた頃は中々うまく当たりませんでしたが、「トップで甲側に折れ曲がった右手の角度を維持したまま飛球線後方斜め下に振り下ろす」ようにすると、徐々に当たるようになってきました。
「ゴルフの竪琴」を使って左手の山の形をキープしたままインパクトを迎える練習をしているときに、フォローで左手が甲側に折れやすいことに気がつきました。切り返しで右手の角度をキープする意識が弱く、アーリーリリースの原因にもなっていました。
右手を空手の「掌底打ち」の形にキープしたまま飛球線後方斜め下、右足よりも少し外側に突き出すように振ると、スイング軌道が安定しゴムティーにも安定して当たるようになりました。
「フォース理論で飛ばす」に書かれていた「切り返しから手元を体から遠ざけるように右手を押し出していく」動きは、私にとっては掌底打ちがイメージに近いです。
ゴムティーの往復打ちは、スイング軌道と上半身の起き上がりのチェックにおすすめ
素振りの練習ではボールを打たないためヘッドスピードに意識が向きやすく、とかく速く振ろうとしがちです。そのため、スイング軌道が乱れフォローで上半身が起き上がりやすくなります。
ゴムティーの往復打ちをゆっくり行うことで、安定したスイング軌道のための力の入れ具合がわかってきます。室内素振りで簡単にできるのでおすすめです。