先日読んだ『サイエンス・フィット教本第3弾』で衝撃を受けたのが、左手首を「山」の形にしたインパクト。
昔ダウンブローについて調べていて、手首のフリップは避けるというのは何となくわかっていました。しかし、上の図を見てここまで左手首を「く」の字に折り曲げてインパクトしなければいけないと知って、少しショックを受けました。
どうしてインパクトで「山」の形が出来ないのか?左手首を「山」の形のままインパクトまで下ろすと手首を痛めそうで、瞬間的に「しゃくって(フリップして)」しまうのではないかという結論にたどり着きました。
本にも書いていますがこの癖は中々直るものではなく、自分の場合は危険と感じて左手首をしゃくってしまうので矯正するのは中々やっかいです。
どうやって矯正しようかと『ゴルフの竪琴』を振りながら悩んでいたところ、はたと気がつきました。
ブログを読み返すと、図解付きで書いてました。ブログは自分の頭の中を整理するのにも使えて便利ですね。
左手首を「山」の形にする感覚を、ゴルフの竪琴を使って体験する
この記事の「切り返し~ハーフウェイダウン」のところで左手首について取り上げてます。
切り返し直後、左手小指をギュッと握り、左手首に竪琴のグリップが当たっているかを確認します。
切り返し直後に左手小指に力を入れることで左前腕が回旋し、インパクトで左手が手の甲側に折れるのを防ぐことができます。この時に左手首に竪琴のグリップが当たっていると「山」の形を作ることが出来ます。
早速ゴルフの竪琴で練習してみました。しかし、このイメージのままインパクトに進んでもインパクトで山の形をキープできません。
この記事を書いた時は原田修平プロのプライベートレッスンで指摘を受けた『切り返し直後から右手V字に力を入れる』感覚を掴むことに力を入れており、左手はあまり意識していませんでした。
切り返しで左尻を後ろに突き出し、左小指を絞り、右手V字を維持して押し込む
サイエンス・フィット教本では、まず体の正面で打たず左のお尻が見えるインパクトを目指すことを最初に書かれています。インパクトの「山」の形はハーフウェイダウンまでに形を作ってしまえば、後は下半身の動きだけで解決できるようです。
切り返しから左尻を後ろに突き出し左小指を絞るようにすると、ハーフウェイダウンの段階で左腰が切れてクラブを振り抜けるスペースが出来ます。このスペース目がけて左前腕を回旋させながらクラブを振り抜いていく途中のインパクトで止めてみると、左手首が少し「山」の形でインパクトを迎えていました。
「山」の形は出来ますが、折れ曲がり方が少し足りません。そこで、右手V字を維持したまま人差し指の第2関節で竪琴を地面方向に押し込んでやると、竪琴のロフトが立って左手首の「山」の角度も大きくなりました。
足りないのは『左尻の動き』。ラジオ体操で感覚を磨く
筋肉の動きを知るためにゴルフの竪琴はゆっくり動かし、ハーフウェイダウンやインパクトで一旦止めて手首の形や体の動きをチェックしています。実際のクラブの動きはもっと速いので、無意識で出来ることを増やさなければいけません。
自分の場合、やはり足りないのは「左尻の動き」です。左尻を後ろに動かしているつもりが左足が突っ張ってしまい、左尻の動きが途中で止まってしまうんです。今まで左尻を後ろに動かすことがなかったので、体に動きが染みついていないのでしょう。
左尻の動きの練習として私にとって一番しっくり来るのは、ラジオ体操の『からだをねじる運動』です。
今まで意識していない動きを無意識レベルにまで体に覚え込ませるには、反復練習しかありません。ゴルフスイングもゴルフを始めたときから比べてまともな形になってきたのも、繰り返し練習してきたからなんですよね。
お尻の張りに効くストレッチ探し
左尻を後ろに突き出す練習を始めてからお尻の筋肉が張るようになり、電車の中で立っているのが辛くなってきました。座っているのも辛くなってきたため、仕事にも差し支えるようになって困っています。普段使っていなかった筋肉の疲労が溜まっているのかもしれません。
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