先日のラウンド中に、ドライバーとアイアンがついに開眼しました。
ゴルフでの開眼はゴルフあるあるの一つですが、今回は間違いなく『開眼した』と言えるでしょう。
ラウンドの途中から「あること」に気をつけたことで、ドライバーの飛距離アップとセカンドショット以降のダフリ・トップが激減。ミドルホールで久しぶりにバーディをゲットできました。これまでのバーディと違うのは、ラッキーでピン近くに寄って取れたのではなく、ドライバー、アイアン、パター全てで自分が狙ったとおりのショットが出来て取れたことです。
この日のドライバーの飛距離は、ほぼ無風状態で最大230ヤード。弾道もほぼまっすぐというおまけ付き。これまでどんなに頑張っても200ヤード少ししか飛ばなかった自分にとって、信じられない飛距離です。
セカンドショット以降でのアイアンは、ダフリ、トップが激減。方向性も狙ったところに飛んでいきました。
ここまで煽ったら、どうやって開眼したか気になりますよね?(笑)
細かい点はこれからの検証が必要ですが、これまでの飛距離不足、ダフリトップの悩みから一気に解放されそうな結果が出たことが嬉しかったので、忘れないうちに自分のためにまとめてみます。飛距離不足やダフリ・トップでお悩みの方の参考になれば幸いです。
『切り返しで左尻を背中に引く』ことでドライバーの飛距離アップ
先日、下半身始動を身につけるため、お尻を積極的に動かしていることをお話ししました。
先にお尻を動かしてから上半身が遅れてくる感覚を、毎日のラジオ体操で練習しています。ラジオ体操以外にも、エレベーターの中で一人になったときや、自宅で歯磨きをしているときなど、体を振れるスペースがあればこの動きを繰り返していました。特に切り返しから左尻を積極的に背中側に引く動きを繰り返し練習し、左足1本でふらつかずにフィニッシュが取れるスピードを探しています。私にとってフィニッシュが取れるスピードが、スウェーになりにくいスピードだからです。
先日のラウンドで、『テークバックで右尻を、切り返しから左尻を』意識してスイングしてみました。初めは切り返しのタイミングが合わずに空振りまでしてしまいましたが、左足1本でフィニッシュが取れるスピードで左尻を背中に引くようにタイミングを合わせて打ってみると、今まで聞いたことがないインパクト音できれいにまっすぐ飛んでいきます。ボールの落下地点に行ってみると、フェアウェイセンターにある230ヤード地点のゼブラポール近くまで飛んでいました。
最初はまぐれだろうと思っていたのですが、その後5ホール連続でドライバーが220ヤード以上、フェアウェイキープとなると、開眼したと勘違いしてもいいのではないでしょうか?(笑)。
『いつものアドレスよりもボールに近づく』ことでダフリ、トップが激減
ドライバーの飛距離アップも嬉しかったのですが、それ以上に嬉しかったのが『ダフリ、トップが激減』ことです。
ダフリ、トップが激減した理由として思い当たるのが、『いつものアドレスよりもボールに近づく』ことでした。
きっかけは、つま先上がりからのセカンドショット。前方には池が広がっていて、左側に避けるしかありません。これまで、つま先上がりでは間違いなくダフっていました。池の左にあるフェアウェイに戻すため、アプローチのように極端なハンドファーストにして構えてみたところ、いつもよりもボールに近づいたアドレスとなりました。つま先上がりはフックが出やすいため池の方を向いたまま曲がりを考慮して100ヤードくらいを目標に軽く打ったところ、ものすごーく綺麗に当たって130ヤード以上飛んでしまい、池に落ちてしまいました(笑)。
池ポチャからの残り100ヤードからのショットで、試しにボールに半歩近づいて打ってみました。今までダフって引っかけが出ていた100ヤード未満のショットが、まっすぐ狙い通りの方向に飛んでいくじゃあ、あ~りませんか。
これはひょっとして?と思い、次のホールのスタート地点でアイアンの素振りをしてみます。今まで芝を軽くこする素振りが出来ないことが悩みでしたが、いつものボール位置よりも体に近い位置を目がけて素振りをしてみると、綺麗にこすることができます。
グリップの位置は、股関節から体を前傾してグリップエンドとおなかの間にこぶしが一つ入るくらい。今までのアドレスではドライバーと同じく、1個半~2個くらい空いていました。
最初はかなり窮屈で振り抜きづらいから余計にダフリやすくなるのでは?と思っていましたが、左尻を背中に引く動きを合わせることでスペースが生まれ、その空いたスペースに向けたクラブを振り抜いていくと、まあ自分でもびっくりするくらいの良い弾道でボールが飛んでいきました。
ボールとの距離が近づいたことで、トップを高くすると振りづらくなりました。右耳の横くらいにグリップが来るイメージで上げるとオーバースイングの解消にもつながり、アイアンでは良い結果に繋がったようです。
ダフリもトップもせず、ボールがアイアンに当たってから右手に心地よい感触が残った後でターフが綺麗に取れていく、いわゆるダウンブローも体感できました。今までターフが取れればダウンブローだと思っていましたが、一度地面に当たってからボールに当たった感触だったので、完全にダフっていたんですね。
『打つ前にフェースの向きをチェック』することで方向性が安定
アイアンでもう一つ悩んでいたのが、引っかけ。残り100ヤード未満からのショットでも狙いからかなり左にまっすぐ飛んでしまい、どうすれば良いのか悩んでいました。
この悩みは、サイエンスフィットの以下の記事で解決しました。
まずは、アイアンが強く引っかかる問題から解決しましょう。原因は単純ですよ。いつものようにグリップしてスイングし、その後、握り直さずにクラブヘッドを体の正面に上げてみてください。もともと、フェースがこんなに被った状態で、握っていたので、引っ掛けて当然です!いつも体の正面でフェースの向きをチェックする癖をつけましょう。
参考:サイエンスフィット
ボールにソールした後で自分の正面にアイアンを持ち上げてフェースの向きをチェックしてみると、かなり被っていることに気がつきました。ソールしたときに少し開いているくらいが丁度スクエアでしたね。アドレスに入る前に体の正面でフェースの向きを合わせてグリップを握り、ボールを打つまでグリップを握り直さないようにしてみたところ、狙った方向に飛んでいきました。
フェアウェイウッド、ユーティリティの安定性は今ひとつ。ボールとの距離の検証が必要。
切り返しからの左尻の動き、ボールとの距離を近づける、フェースの向きのチェックの3点を取り入れたところ、5ホールでバーディ1個、パー2個、ボギー2個。自分でもびっくりの結果となりました。
その後のホールでは欲が出始め、フェアウェイウッドやユーティリティでも同じようにすればいけると振ってみたところ、見事にダフって玉砕。芝の上からユーティリティ以上の長さのクラブを振るときは、ボールとの距離をもう少し離さなければいけないかもしれません。
次回ラウンドまでに、ボールとの距離の検証作業に取りかかります
これまでドライバーがMAX200ヤードくらいだったため、セカンドショットでユーティリティやフェアウェイウッドを持たざるを得ませんでした。しかし、先日のラウンドで調子の良かった5ホールはセカンドショットが残り140ヤード以下ばかり。私の場合、7番アイアン以下の距離です。セカンドから見える景色が全く違い、逆に2オンを狙う欲が出やすくなってしまいました。
次回ラウンドまでに、ボールとの距離の検証作業を全クラブで行ってみます。自分のボールの位置を知り、その位置に常に構えることが出来るアドレスが重要という意味が今回の出来事でよくわかりました。次のラウンドが今から楽しみです。