最近3ラウンドのスコアが、自分でも驚きの結果となっています。
- 95(47+48、29パット、OB3回)※2019年初の100切り
- ↓
- 94(49+45、38パット、OB0回)
- ↓
- 90(47+43、33パット、OB1回)※自己ベスト
好スコアの要因として考えられるのは、道具面と室内練習の成果。
道具面ではドライバーの飛距離が伸びていたり、チッパーを使ったアプローチが成功したり、2ボールパターにだんだん慣れてきたことなど、新しく購入した道具にやっと慣れてきたこともあるのかもしれません。
オフシーズンに取り組んできた室内練習の成果も、ここに来てやっと花開いてきたとも考えられます。
そんな中、はっきりと自覚できる要素が、スコアに直結する「致命的な」ダフリが極端に減り、ショットの安定性が抜群に上がったことです。
ダフリ自体は出ていますが、スコアを悪くする致命的なダフリや連続ダフリが、ここ3ラウンドはほぼ出ていません。
そこで、この3ラウンドで試したダフリ対策の中で最も効果的ではないか?と思っているのが、「骨盤を前傾させる」ことと、「クラブの構え方を変えた」ことです。
【ダフリ対策 その1】アドレスで骨盤を前傾させる
ゴルフスイング物理学でおなじみの小澤康祐さんの2冊めの著作「ゴルフ・ボディ・フィッティング」を買って気が付いたのが、自分は前傾できていない、ということです。
以前から、アドレスで骨盤から前傾せずに上半身から曲げてクラブを届かせる癖があることは自覚していました。この癖を直さないとダウンスイングで膝が前に出てしまい、ダフリが止まらなくなります。
そこで、今年初の100切りを達成したスコア95を出したときは、骨盤から前傾させてアドレスすることを意識しました。さらにスコアアップの検証として、セカンドショット以降は7番アイアン以下でレイアップすることを選びました。
その結果、ダフリの回数は激減。骨盤の前傾を意識した初めてのラウンドだったため体が慣れずにOBも3つ叩きましたが、2019年初の100切りを達成できました。
この時点で、「アドレスでの骨盤の前傾と、レイアップ作戦がスコアアップに役立ちそうだ」、と感じ始めます。
さらなる検証のため、次のラウンドではレイアップをやめて骨盤を前傾させることだけに集中することにしました。
すると、パットは38回にも関わらずOBが0回でスコア94と、前回のレイアップを組み合わせたときよりもスコアが良くなったんです。
ここで、レイアップよりもアドレスでの骨盤の前傾を意識することのほうが私にとってはダフリ撲滅に効果が高く、スコアアップにつながりそうだと自信が付きました。
そして自信が確信に変わったのが、ベストスコア90を出した先日のラウンド。この日はグリーンのピンフラッグが風でしなるほどの強風。雨も降ったりやんだりでカッパを着たままのプレーとなり、ベストスコアが出る条件は全くありません。
それなのに出たんですよ、ベストスコアが。
このときも注意したのは、アドレスで骨盤から前傾することだけ。
風も強く、カッパを着てスイングがしにくいことから飛距離不足になることを考え、セカンドショットでは今年新調した7番ウッド、5番ユーティリティを多用しましたが、ダフリはほぼゼロで芯を食った当たりを連発。
スチールシャフトが入った4番ウッドはティーショット限定でしたが、ダフることなく強いアゲンストの中、200ヤード近くは飛びました。
ダフリがなくなればミート率が向上し、強風の中でも力強い弾道が打てる。
私の場合、意識することは、アドレスでの骨盤の前傾だけです。
【ダフリ対策 その2】アドレスでシャフトを傾ける
ダフリ対策として骨盤を前傾させる以外に試してうまくいったことは、アドレスでシャフトをハンドファーストに傾けることです。
左手の甲が左太もも側面に来るようにクラブをセットしたとき、ロフトを立たせるようにヘッドに意識を向けるのではなく、「シャフトを斜めに傾ける」ようにシャフトの方に意識を向けるようにしたんです。
やっていることは同じに思えますが、視覚的には全然違って見えます。
これまではどうしていたかというと、シャフトが真っ直ぐ見えるようにアドレスしていました。
アイアンはハンドファーストで当てるものと頭ではわかっていたつもりなんですが、いざボールを目の前にして構えると野球のイメージが強いのか、ボールに対して直角にシャフトが当たるように構えてしまう癖があるんです。
シャフトがボールに対して直角に当たるイメージになると、必然的にボールは真ん中より左足よりになります。すると、ボールに届かせるように体が左にスウェーしてダフってしまいます。
これが今までダフリが止まらなかった原因ではないか?と考えました。
そこで、アドレスして左手が左足太もも内側に来たとき、シャフトの傾きが自分から見て真っ直ぐではなく、斜めに傾いている状態になるようセットしてみました。
ボールの位置ではなくシャフトの傾きで調整するようにしたのは、ボールが右側にあるとクラブのエッジから鋭角に入り込むイメージが拭いきれず、ますますダフりそうに感じてしまうためです。
ボールの後ろにヘッドを置き、シャフトを斜めに傾けながら左手の甲を左太もも裏側にセットすると、自然と写真のようなアドレスになります。
これがダフリ克服にハマりました。
見た目からくる違和感は、ダフらずに飛距離が出るという好結果で打ち消しています。
左足1本でフィニッシュを迎えることが最終目標
アドレスでの骨盤の前傾とシャフトを傾けてセットすることで劇的に改善したダフリですが、致命的なエラーとなるダフリが出なくなったわけではありません。ラウンド中1、2回はどうしても出てしまいます。
ここからは想像ですが、ダウンスイング以降での左足への意識が希薄なことが原因ではないか、と考えています。左足のスラストアップがどうしてもうまく出来ず、明治の大砲のフィニッシュになることの方が多いのが現状です。
左尻の動かし方や地面反力を活かすための左膝の伸ばし方など取り組んではいますが、実践ではなかなか結果として出せていないですね。ダウンスイング以降の左足、左尻の動きがうまく行けば、安定した80台も夢ではないかもしれません。
ダフリでお悩みの方は、こちらの情報も参考になるかも
これまでもダフリ対策として、色々と模索してきました。効果がなかったわけではありませんが、私にとって劇的に効果があったのは「骨盤の前傾」と「シャフトを傾けてボールをセットする」という2点でした。
ダフリにお悩みの方で、あらゆる手を尽くしても八方塞がりだという方は、一度お試しを。