先日のラウンドで、自分のスイングをスマホで撮影してもらいました。
ドライバーのティーショットを後ろからと正面からとで撮影してもらい、スロー再生で色々チェックしてみると、これがまあひどいスイングで・・・。
見た目はひどいんですが、結果はまっすぐ飛び出して、210ヤードくらい飛んでます。
理由がわからなかったので、現状を把握するために自分なりにスイングチェックしてみました。
アドレスは骨盤から前傾できて、いい形になってます
まずはアドレス。
今年のスコアが大幅に改善した要因が、ダフリが減ったこと。ダフリが減りはじめたのが、アドレスで骨盤から前傾しているかチェックするようになってからです。
ボールの後ろにクラブをセットし、両膝を伸ばしながら股関節から前傾します。膝を伸ばしながら前傾しているため、太もも裏には軽い張りを感じます。この軽い張りを感じながらボールとの前後の位置を合わせ、アドレスの場所を探していきます。ボールとの前後の位置を決めたら、最後に両膝を少し曲げてアドレスが完成です。
太もも裏の張りに注意しながら前傾していくと、今まで見えていた景色よりもかなりボールに近づいて見えたんですが、動画で見てみるといいアドレスになっています。地面との距離が近すぎかなと思うくらいが正解だったようです。
理想のトップの位置から更に回って、オーバースイングになっている
テークバックからハーフウェイバックまで。
少しフェースがオープン気味ですが、インに引きすぎることもなく、まあまあいい感じです。
トップに向かうまでスイングプレーンに沿って上がっていっているので、なかなかいい感じです。
しかし、問題はトップです。
この位置でトップだったらいいんですが、実際はさらにクラブが上がっていき・・・、
ここまでねじれています。
完全なオーバースイングです。
この動画を通常再生で見たときはオーバースイングに気が付かなったんですが、コマ送り再生して判明しました。
シャフトクロスは治ったと思っていましたが、まさかオーバースイングだったとは・・・。
アイアンだけでなくドライバーでもダフる理由がわからなかったんですが、ここまでオーバースイングだったらタイミングがずれてダフるわけです。
理想の位置でトップを迎えようと思ったら、自分の感覚ではハーフスイングで止めるくらい。左腕があごに当たったか当たらないかくらいでトップだと思ったほうがいいかもしれません。
切り返しでヘッドが跳ね上がり、アーリーリリースが確定
ここから切り返しに入りますが、ヘッドの位置に注目。
切り返し直後のヘッド位置がここ。
で、ダウンスイングに入ろうかというときのヘッドの位置がここ。
ヘッドが一気に上に跳ね上がって、シャフトが立ってます。
ずばり、「コックが解けたアーリーリリース」です。
オーバースイングになっていたらコックが解けるタイミングも早くなってアーリーリリースになり、飛距離不足になる負の連鎖に陥るわけです。
ダウンスイングからインパクトまでは、スイングプレーンに沿って降りてきている
ここまでひどいスイングなのに、どうしてまっすぐ飛んだのか。
ダウンスイング以降のクラブの動きを見てみると、クラブがスイングプレーンに沿って降りてきています。
ハーフウェイダウンでもスイングプレーンに収まっており、奇跡的にダウンスイングからインパクトまでがきれいに動いているため、ボールはまっすぐ飛び出していったんでしょう。
ただ、インパクト直前ではヘッドがプレーンの下から入って、ダフリ気味なのがわかります。
フォローではチキンウィング、フィニッシュではまっすぐ立てず・・・
フォローでは左肘が引けて、チキンウィングになっています。
フィニッシュで写真のようにピタッと止まることができればいいんですが、実際はここから膝が折れ曲がって、真っすぐ立っていません。勢いに体がついていけていないんですね。
オーバースイングの矯正から始めたほうがよさそう
きれいなスイングではないだろうとは思っていましたが、正直自分でもここまでひどいとは思っていませんでした。動画でチェックするのって重要ですね。
今回のスイング動画を見て色々直したいところはありますが、すぐに手を付けなければいけないのはオーバースイングの矯正です。
直し方をネットで探してみると、サイエンスフィットのレッスン動画にドンピシャの内容が。
さて、正しい前傾姿勢を作ったら、次はテークバック。悪性のオーバースイングの人は、トップで一体、どのくらい回せば良いかが不明確だと思います。正解はアドレス時の右膝の角度を変えない範囲で、回せるところまで回すこと。右膝が伸びてしまえば、腰は上半身と一緒に大きく回ってしまいます。しかし、右膝の角度をキープする範囲で上体を回せば、自ずとその回る限度も決まります。そこが自分のトップになります。
サイエンスフィット「悪性オーバースイングを根絶する!」 より引用
テークバックで右膝が伸びるとトップで左に体重が乗りすぎる「リバースピボット」となり、切り返しでは右に体重が傾いてダフリが発生してしまいます。
右膝が伸びないようにアドレスで右膝の角度をキープしてもうまく行かない場合は、ベルトのバックルを意識するといいようです。
バックルを1個分右にずらすイメージと書かれていますが、私はおへそを右太ももに近づけるイメージで動かしてみるとうまくいきました。
動画撮影は、現実を把握するのに最適
ゴルフを始めてから10年以上経ちますが、本番で自分のスイング動画を撮ったのは今回が初めて。
予想以上にかっこ悪く、厳しい現実を見てかなりショックでしたが、悪い原因と練習課題も見つけることが出来ました。
私のようにスイングの何が悪いのか、思い当たる原因が多すぎる場合は、一度動画を撮ってコマ送りでチェックすることをおすすめします。
コマ送りでの再生方法は、スマホでは「KiZuKi」が便利です。
パソコンでは、「GOM Player」がおすすめです。