今年5回目のラウンドで、やっと100を切れました。
47(16パット)+48(13パット)=95(29パット)で、パットは初の30切りを達成しました。
ラウンドを振り返って効果的だったと思われるのは、コースマネジメントを変えたこと。今回は以下の3点を目標にコースマネジメントしてみました。
- ドライバーで170ヤード以上を求めない
- セカンドショットは7番アイアン以下
- 1パットを狙わず、2パットでOKがもらえる位置まで寄せる
たまたま切れただけかもしれませんが、今後自分が100切りに悩んだときの記録として、今回のコースマネジメントをまとめてみます。
【ドライバー】飛距離よりも方向性。スリークォーターで170ヤードを心がける
私がスコアを崩す最大要因はドライバー。とにかくまともに当たらず、飛び出すボールは右に左に、上に下にの大騒ぎ(笑)。OBを連発して大叩きの原因となっています。
今回心がけたのは、ドライバーでの飛距離を求めないこと。ちゃんと当たっても200ヤードしか飛ばないので、スリークォーターショットで170ヤードくらい飛んでくれれば良しとしました。
いつもよりトップの位置を下げただけで、安定性が飛躍的に向上
スリークォーターショットの練習なんてしていませんから、やったことはトップの位置をいつもより下げたこと。これまでの左肩があごに付くくらい目一杯振りかぶっていたのをやめ、右耳当たりにグリップが来たと感じたところまでしか上げませんでした。
変えたのはトップの位置だけで、それ以外はいつもと一緒。今まで通り切り返したところ、ボールの飛び出す勢いこそいつもより遅めの「ぽ~ん」という感じでしたが、狙った方向に真っ直ぐ飛び出していきます。まさしくボールを運ぶという感じ。
自分が狙った方向にボールを運べるということはこういうことなんだと体験できました。
気になる飛距離は「いつもよりも飛んでいる」という不思議
方向が大事とはいえ、スリークォーターでどれだけ飛距離がロスしたのかは気になります。
しかし、結果的にはマン振りの時よりも飛んでたんです。
マン振りして会心の一打だと思ったときと、スリークォーターを心がけたミート率重視のショットと飛距離が変わらないんですから、今まで何やってたんだ?という感じですね。
これまでのバックスイングが自分にとってはオーバースイングで、ドライバーは飛距離よりも狙った方向に運ぶことが大事だと気づけたのは、大きな収穫でした。
【セカンドショット】ライを考慮して7番アイアン以下でレイアップ
セカンド以降はフェアウェイウッド、ユーティリティを封印し、アイアンのみでレイアップしました。フェアウェイウッドやユーティリティがダフって、まともに当たる確率が非常に低いためです。
150ヤードを計算しているクラブを芝の上から打たない
私のクラブ構成は飛距離不足を補うためフェアウェイウッドやユーティリティの本数が多く、アイアンは7番からしか入れていません。
7番アイアンの飛距離は140ヤード程度。
今回は150ヤード以上飛ぶ可能性があるクラブについて、芝の上からのショットでは全て封印しました。使ったのは150ヤード以上のショートホールでのティーショットのみです。
ライを見て、アイアンの番手を判断する
芝の上からアイアンで打つと決めたこと以外でいつもと変えたことは、「ライの判断をいつもよりシビアにすること」です。
これまではライに関係なく残り飛距離でクラブを選んでダフリ・トップを繰り返していたため、飛距離は落ちてもクリーンヒットできる可能性が高いクラブを選択することにしました。
といってもやったことは簡単。
- ボールがフェアウェイにあったら、7番アイアン以下を選択。
- ラフでは、ボールが浮いていたら7番、ボールの半分が埋まっていたら8番~9番、ほぼ隠れていたらPW~AWで打つ。
これだけです。
セカンドショットもドライバーと同じく、現段階で打てる確率が高いショットを選びました。
飛距離を求めないショットが、いい結果に結びつく
芝の上からはアイアンだけを使い、ライによっては飛距離を犠牲にしても確実に当たるクラブを選択。
スイングは何ら変えずボールに当たる確率が高いコースマネジメントに徹したところ、まあ面白いようにボールに当たります。
いつもなら「グリーン近くまで飛ばしてやろう」と力んで失敗しますが、「とりあえずまともに当たればそこそこ飛ぶはず」という意識でアイアンを振っただけで、この日のセカンドショットはほぼノーミス。トップはありましたがダフリはゼロでした。
「ボールを運ぶショット」に徹したゴルフでしたが、グリーンそばまで苦も無く行くことが出来たのは、本当に久しぶりでした。
【グリーン周り】下半身で振り幅を調節。インパクトまでボールを見てダフリ・トップ防止
ティーショットとセカンドショットではこれまでのスイングを特に変えませんでしたが、グリーン周りのショットだけ、いつもと少し変えてみました。
グリーン周りのアプローチで大叩きする原因の「ダフリ、トップ、チャックリ」。失敗する原因は自分でも予測はついています。
- 必要とする飛距離が短いため、距離の調節を下半身ではなく手で行いがち。
- 結果が気になってボールの行方を追ってしまい、ボールに当たる前に前傾が起き上がってしまうことでインパクトがずれる。
そこで今回は切り返しで左尻を後ろへ動かすことを意識し、左尻の動きで振り幅を調節し、インパクトまでボールを見続けることでボールへしっかりコンタクトさせる作戦を取りました。
結果は大成功。インパクトで強く当たってグリーンをこぼれることはありましたが、ボギーオン成功率は大きく上昇しました。シーズンオフに取り組んできた左尻の動きがだんだん形になってきたようです。
【パター】2パットで収めるため、4m以上では1パット狙いをやめる
パターはシーズンオフに購入した、オデッセイの『ストローク・ラボ 2ボールブレード パター』が大活躍。
課題だった距離感はほぼ克服出来ていて、シーズンオフに練習してきたことが結果になって出てきた感じです。
この日はさらに、これまでと攻め方を変えました。
それは、「4m以上のパットでは、1パット狙いをやめる」ことです。
ファーストパットを、とにかく「寄せる」
今までのラウンドではボギーオンどころかダボオン、トリオンになることも多く、パターで取り返そうと無理に1パットを狙いに行って3パットにして大噴火、を繰り返していました。
この日はショットがうまくいってボギーオンすることが多く、どうしてもボギーで上がりたいという欲がいつもよりも強まります。
そこでファーストパットが1パット圏内に寄れば良いと、とにかくタッチを合わせに行きました。ラインの曲がりも、返しのパットで上りが残るようにいつもより浅めに読みました。
寄れば良いと思って打ったファーストパットでしたが、これが入ること入ること。この日のグリーンの速さにタッチが合っていたのもあると思いますが、ラインの読みもこれまで自分が思っていたよりも浅く読んでいいのかもしれません。
結果、終わってみれば1パットが7回、トータル29パットと、初めて30パットを切ることが出来ました。
【結論】ミスを取り返しに行こうとすると、しっぺ返しを食らう
ミスショットが出ずに許容範囲のショットが多くなると、気持ちに余裕が出て無理せず攻めようという考えに変わります。考えが変わると結果に対する許容範囲も緩くなり、さらにスイングが良くなるという好循環に結びついたんだと思います。
これまでのように「飛ばしてやろう」と力んでミスショットをし、ミスを取り返そうと思って無理をしてドツボにはまるのがこれまでのゴルフでしたが、ショットに求める結果を少し緩くするだけでスコアがここまで良くなることを実感できただけでも収穫となるラウンドでした。
ゴルフはミスを取り返しに行こうとすると、必ずしっぺ返しを食らう。
このことをよく実感できた1日でした。