ゴルフ考察

「ピン挿しパット」はいいことだらけ

ゴルフ考察
この記事は約5分で読めます。
スポンサーリンク
Pocket

2019年のルール改正で認められるようになった、ピンを挿したままのパッティング(以下「ピン挿しパット」)。

3ラウンドほど「ピン挿しパット」でプレーしてみましたが、メリットの方が大きいことがわかりました。

スポンサーリンク

【メリット1】ロングパットで方向性への自信が高まる

1パットで狙うには難しい5m以上のロングパットでは、ピンが挿さっていた方が方向性に対する自信が高まります。

パッティングのアドレスを取ったとき、方向がずれている感覚に陥ることがありませんか?

ボールの後ろからカップの方向を見て、ボールのロゴをカップに合わせます。ボールと正対してアドレスを取ったとき、ボールのロゴに平行になるようにアドレスを取ればラインに平行にアドレスできるはずです。

でも、アドレスした直後にカップを見ると、どうもずれているような感覚に陥ることがあります。

アドレスの際に方向がずれているような感覚に陥ることがあるのは、知識としてはわかっているんです。わかってはいるんですが、わかっていてもアドレスした状態からカップを見るとずれているように見えてしまうので、先ほど合わせたはずのボールのロゴが向いている方向に自信が持てなくなるんです。

こう見えてしまうとアドレスの向きを変えるべきか、ボールのロゴを信じるべきかでアドレス状態からモジモジしてしまいます。で、迷ったあげくにせっかく合わせたボールのロゴの向きを無視して自分の方向をずらして打ったらやっぱり違っていた、なんてことはしょっちゅうです。

そもそも、毎回確実に狙った方向にパッティングできないのが全ての元凶でもあります(笑)。

こんなモヤモヤを抱えた私がピンを挿したままでアドレスをすると、カップだけの時よりも方向に対する自信が高まりました。

カップの穴を見下ろす形で方向を合わせるとずれているように見えますが、ピンを挿したままであればアドレスから頭をくるっと回転させてピンを見れば、方向が合っているかどうかの確認はしやすいです。

あとは「ピンがこう見えるときが自分にとってのまっすぐだ」と経験値を上げていけばいいだけ。実際、カップを見ていたときは方向が合わないことが多かったんですが、ピンを見てからカップを見るようになってからは確実に方向性が良くなりました。

パットでの方向性にお悩みの方は、「アドレスでピンを見てからカップを見る」。おすすめです。

スポンサーリンク

【メリット2】ピンに当たってカップインする可能性あり

パッティングには、次の名言があります。

「ネバーアップ、ネバーイン(届かなければ入らない)」

ですが、頭ではわかっていても実際にカップをオーバーするほど強くは、私には打てません。

ラインなんてほとんどわかってませんし、狙いはしますが1パットで入ると思っていませんから返しのパットのことを考えると怖くてオーバーさせられないんです。オーバーするときは、自分でオーバーさせるのではなく、パンチが強く入りすぎて結果オーバーになってしまった場合がほとんどです。

今年のラウンドでも、4~5mのパットでパンチが強めに入ってしまったことがありました。

「あっ!」と思っても後の祭り。「やっちまった・・・」と後悔しながら、勢いよくカップに向かっていくボールを見ていると、今回はピンが挿さってる!

「あれ?これってひょっとして、ピンに当たって大怪我免れるんじゃね?というか、むしろ当たれ!」

と思いながらボールを見つめていると、「ガシャン!」とピンに当たって何とカップイン!

この「やっちまったパット」が「結果ラッキーパット」になったときの嬉しさといったら、狙って入ったパットよりも気分が良いんです。ピンに当たらずに外れていたら3パット、4パットの可能性も残るほど強めに入ってしまったパッティングが、何と1パットで済んでしまうんですから。

ミスショットが結果オーライのショットになるのはよくありますが、パッティングのラッキーパットに関してはこれまであまり聞いたことがありませんでした。今後はありますよ、ピンに当たれば。

スポンサーリンク

【メリット3】ラウンド終了時間が早まった

「ピン挿しパット」で最もメリットを感じたのが、ラウンド終了時間が早まったこと。まさしく「プレーファースト」を目指したルール改正の狙い通りです。

去年までは平均してハーフで2時間20分くらいでしたが、ピンを挿したままだと余裕で2時間ちょっとで回れました。ラウンド全体で考えてもこれまでより30分前後は早く終了できています。

ピンの抜き差しでかかっていた時間を1ホール1~2分と考えても、18ホールだと20~40分近くの短縮。しかも、ラウンドで走るとか無しでこの結果。

特別努力らしい努力もせずにプレー時間が短縮できるのは、かなり大きいです。1ラウンド4時間ちょっとで終わったら、疲れも少しは軽くなりますし、ラウンド後の時間にも余裕が持てます。

早く終われるゴルフは良いことだらけです。

スポンサーリンク

【デメリット1】カップからボールが取り出しにくい

メリットが多い「ピン挿しパット」ですが、デメリットもあります。

それはカップインしたボールが取り出しにくいこと。人差し指と中指でボールを挟むようにして取り出していますが、ピンの太さによってはひっかかってうまく取り出しにくいこともあります。

ただ、今後ピン挿しパットが普及して当たり前になったら、ゴルフコースによってまちまちなピンの太さもカップイン後のボールが取り出しやすいように細くなるかもしれません。

スポンサーリンク

【デメリット2】1m以下のショートパットでは「圧迫感」がある

1m以下の「お先に」するショートパットでは、ピンの「圧迫感」が気になります。いわゆる「パーソナルスペース」にピンが入ってくるので、違和感を感じてパットに集中しにくくなるのではないかと考えています。ピンは人ではありませんけど。

”パーソナルスペース(英:personal-space)とは、他人に近付かれると不快に感じる空間のことで、パーソナルエリア、対人距離とも呼ばれる。 一般に女性よりも男性の方がこの空間は広いとされているが、社会文化や民族、個人の性格やその相手によっても差がある。”

ウィキペディアより

ただ、これも慣れで克服出来ると思います。1m以下のパットであれば、時間をかけずにさっさと終わらせることで、不快に感じる時間を短くすれば良いんです。

スポンサーリンク

デメリットよりもメリットが上回る「ピン挿しパット」をおすすめします

今年になって3ラウンドほどしましたが、すっかり「ピン挿しパット」の虜になってしまいました。

ピン挿しパットは同伴者の同意が必要ですが、今後のプレーでは同伴者を説得してでもやろうと思います。プレー時間の短縮以外にもラッキーパットなどの経験があれば、絶対にはまります。

まだお試しになっていない方は、食わず嫌いをせずに是非1度ピン挿しパットをやってみることをおすすめします。

タイトルとURLをコピーしました