残り150ヤードで多用しているロフト27°~30°のハイロフトユーティリティ。6番アイアンよりも成功率が高く飛距離も出やすいため、ヘッドスピードが遅い私にとってなくてはならない武器の一つです。
前回の記事では具体的なユーティリティ名を取り上げなかったので、今回は私が実際に使ったことがあるユーティリティから、ハイロフトユーティリティのおすすめとしてご紹介したいと思います。
オノフ フェアウェイウィングス タイプD
ハイロフトユーティリティを購入しようと思ったきっかけは、2015年にネットで以下の記事を見つけてからでした。
この記事の中でマーク金井さんがおすすめしていたのが、オノフの「フェアウェイウィングス タイプD 27°」。純正シャフト、ヘッドの弾き、ヘッドスピードが遅くてもボールが浮くというバランスの良さが強調されていました。
以前からマークさんのブログはチェックしていたので、ここまでおすすめならば買ってみようと中古品を探したところ、ゴルフドゥで新品が売りに出されていたため即ゲット。送料込みで12000円でした。
純正シャフトには「スムースキックMP-512U」のフレックスSが挿さっていて、練習場で振ってみても思っていたほど柔らかくなく、6番アイアンより軽く振っても150ヤードが軽く打てました。
実戦投入したときも6番アイアンと比べて成功率が高く、飛距離のロスが少ないことが良かったですね。ラフやバンカーからでも普通に使えます。特に魅力に感じたのは、ショートホール。6番アイアンをマン振りしなくても届くという安心感は大きく、軽く振ることでダフリが抑えられました。
手放した理由は、捕まりが良すぎて左方向ばかりに飛んでしまうことと、純正カーボンシャフトが軽く感じるようになってしまったこと。比較的固めのカーボンシャフトでしたがアイアンで使っているスチールシャフトよりは軽く感じたため強く振りに行き過ぎてしまい、ヘッドの捕まりの良さも加わって曲がり幅が大きくなりすぎて強く振りに行くことが出来なくなってしまいました。
アナライズ マジックマリガンユーティリティ
オノフ フェアウェイウィングスの27°を手に入れる前に、アナライズのマジックマリガンユーティリティの21°と24°を使っていました。今では27°と30°も売っています。
ヘッドスピードが出ない私にとって、150~200ヤードのクラブは使用頻度が高いためクラブ選びは試行錯誤の繰り返しでした。ユーティリティの購入を考えていたときにマークさんのメルマガで先行予約販売されていたため、すぐに予約しました。
フェアウェイから160~180ヤードを狙えるクラブとして購入しましたが、とにかく使いやすい。バンスがしっかり付いているためなのか、ラフやダフリで手前から入ってもうまく滑ってそこそこ飛んでくれるのがとても魅力的でした。
私がマジックマリガンユーティリティの21°と24°を購入した当時、まだ27°は販売されていませんでした。出す予定はあるとブログでは書かれていたのですが、いつ出るかわからなかったためオノフのユーティリティに手を出しました。
手放した理由は、インパクトの感触とカーボンシャフトが当時の私の好みに合わなかったこと。
ヘッドはマレージングを使った薄肉設計で弾きの良さを売りにしていますが、現在使っているプロギアのユーティリティと違って手に残る感触がどうにも私の好みに合いませんでした。ヘッドの出来が悪いわけではありません。
もう一つは、アナライズ製カーボンシャフトUT70が柔らかく感じてしまったこと。強く振ろうと思ったらシャフトが自分の思った以上にしなってタイミングが全く合わなくなってしまいました。また、捕まりも良すぎたためフックが止まらなくなったのも手放した理由です。
あくまで当時の私の感覚やスイングとの相性が合わなかっただけで、スイングが変わったときのために残しておきたかったのですが、余分のクラブを持っておくだけの資金的余裕がなかったため、泣く泣く手放しました。
プロギア iD nabla RS ユーティリティ(現在6UTを使用中)
これまで使ってきたユーティリティではヘッドの捕まりの良さと、アイアンよりも軽く感じるカーボンシャフトに問題を感じたため、ヘッドの捕まりがそこそこ抑えられるユーティリティを探して、見つけたのがプロギアのiD nabla RS ユーティリティです。
ネットで調べた試打結果では、「捕まりすぎずにそこそこ飛んで初めてのユーティリティに最適」、と評価されていました。すぐに中古ショップで探し、ゴルフドゥで21°、24°、27°の3本をゲットしました。シャフトはアイアンのリシャフトをお願いしたショップに持って行き、同じゼロス7にリシャフトしました。
ヘッドは捕まりすぎないが必要十分に捕まる感じ。アナライズのマジックマリガンユーティリティと同じマレージング素材で、弾きますが手に残る感触はそれほど悪い印象を受けませんでした。
シャフトをカーボンからアイアンと同じゼロス7にリシャフトしたのは大正解。アイアンと同じように振ることが出来ますし、頭の中でマン振りで振らないクラブと認識が変わったのも良かったかもしれません。
ヘッドはトップアスリートなど上級者向けのブランドですが、100が切れない私でも特に問題はありませんでした。
ゴルフパートナー NEXGEN6 ユーティリティ(現在5UT使用中)
プロギアの「iD nabla RS ユーティリティ」はヘッドは気に入っているんですが、シャフトをアイアンと同じ軽量スチール(ゼロス7)にしたところ、5UT、4UTが重すぎてダフリが多くなり困っていました。
そこで、ドライバーを買ったときに感触の良かった「E.I.Fシャフト」が装着されたNEXGEN6 ユーティリティの5UT(25°)を購入したところ、これが大当たり。
シャフトはドライバーと同じく超手元調子ですが、振りにくいことは全くありません。ヘッドスピードが遅い私(38m/s)でも芝の上から簡単に170ヤード位を打つことが出来ます。
同じ頃に中古で購入した同じNEXGEN6シリーズの7番ウッドが大変良いので4UTは買う必要がなくなりましたが、6UTは28°なので、購入を検討しています。
検討していて買わないのは、散財して懐が少し寂しいことと(笑)、現在使っている「iD nabla RS ユーティリティ」の6UTがまだしっかり振り切れるため。お金が溜まったら、飛距離が出にくい春秋用として購入を考えています。
E.I.FシャフトがついたNEXGEN6の6UTは、私のようにヘッドスピードが遅くて150~160ヤードをもっと楽に攻めたい方におすすめです。
150ヤードが得意になるハイロフトユーティリティは絶対おすすめ
最近のアイアンはストロングロフト化が進みクラブの長さも短くなっているので、150ヤードも苦にならなくなっているのかもしれません。自分が使っているアイアンで残り150ヤードの成功率が低いと感じる方は、ハイロフトユーティリティを選択肢に含めてみるのがおすすめです。
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ユーティリティでは難しい200ヤード越えのショットに、4番ウッドをおすすめしています。
ショットのミスが減ってきたら、次に取り組むのはコースマネジメント。知識があるだけで防げるミスがあります。
ゴルフクラブを自分でお手入れすると愛着も沸いて長持ちします。良いショットは良い道具から。