※(2020.1.27追記)この記事を掲載後、「うねり棒」「フレループ ショート」を両方購入しました。
「うねり棒」を使って気づいた注意点などをまとめてみました。以下のリンクも参考にご覧ください。
第2回:クラブを倒す動きと左前腕の回旋(パッシブトルク)
第3回:うねり棒の間違いやすい使い方
第4回:『ひっくり返し打ち』でフェースターンを、『ゆりかご振り』で肩の動きを覚える
第5回:うねり棒を使ってグリップのずれ、下半身の使い方に悩んだ時はこれで解決
「フレループショート」のレビューについては、以下のリンクから御覧ください。
2018年のオフシーズンは、室内練習に精を出しております。主な練習環境が自宅の寝室なので、練習器具は室内で使えるものを選ぶようにしています。
スイング練習器具はいくつか持っているんですが、以前からチェックしていて買おうかどうか迷っているのが、マーク金井さんのブログで一推しされている『フレループ』です。
アマチュアに最も不足している『ダウンスイングでの左前腕の回旋』を感じやすい練習道具として紹介され、片山晋呉プロや石川遼プロも練習で使ったことで一気に有名になりました。
フレループを買おうかどうか迷っている理由が長さ。40インチは室内で振るには長すぎます。周りに気を遣いながらスイング練習は出来ないので、どうしようか悩み続けてそろそろ1年になります。
フレループを室内練習で使っている人がいないか探していたときに見つけてしまったのが、今回ご紹介する『ツアープロスインガー(通称:うねり棒)』です。
うねり棒とは?
うねり棒は、プロゴルファー育成コーチの三觜喜一(みつはし よしかず)プロが監修した練習道具です。フレループと同じようにシャフトが曲がっていて、振るだけでダウンスイングでのクラブを倒す動きを自然に感じることが出来るのが特徴です。
シャフト両端に異なるグリップが付いていて、持つグリップによって感じる重さが変わるようになっているところは、ロイヤルコレクションの練習器具『トライワンスティック』と同じですね。うねり棒の見た目は、トライワンスティックを短くして曲げた感じと言えばわかりやすいでしょうか。
ダウンスイングでのクラブを倒す動きが重要だというのは、マーク金井さんのブログを読んでいて知っていました。フレループはこの動きの練習に最適なようで、クラブを倒せないことで悩んでいた石川遼プロがフレループを導入して練習していたようです。
うねり棒もダウンスイングでのクラブを倒す動きを身につけるのに最適な練習道具のようですが、使い方の動画を見てみると左前腕の回旋の動きも加わっているように見えました。うねり棒を使ってもフレループと同様に左前腕の回旋の動きを身につけることが出来そうです。
フレループもうねり棒もダウンスイングでのクラブを倒す動きが身につけられる練習道具だとして、私がうねり棒を特に気に入ったのは、90cmという短さです。
フレループは40インチ(約102cm)という長さが室内練習には長すぎてネックだと書きましたが、90cm(35.4インチ)であれば室内で振れることは他のクラブで振ってみて実証済みです。室内でスイング練習できる練習器具は思ったより少ないので、うねり棒の短さは私にとって大きなメリットです。
フレループとうねり棒の違い
うねり棒の短さに惹かれましたが、短さ以外のフレループとの違いも気になります。そういうユーザーが多いことを知ってか、うねり棒の販売元であるゴルフキャンプのサイトにフレループとの比較記事が掲載されていました。
比較記事によると、フレループはスライスを矯正する道具、うねり棒はシャフトのしなりと連動した動きを身につけることで飛距離が伸びる道具で、似て非なるものと紹介されています。
比較記事を参考に、私なりにフレループとうねり棒のメリットとデメリットをまとめてみました。
フレループの特徴、メリット・デメリット
■フレループの特徴
- クラブローテーションを感じ取りやすく、ダウンスイングでの左前腕の回旋を身につけやすい。
- ローテーションを身につけると球を捕まえる動きとなり、スライスが直りやすい。
■フレループのメリット
- マーク金井が具体的な使い方をブログや動画で公開しているため、使い方のイメージが湧きやすい。
- amazonや楽天からも購入できる。
- サイエンス・フィット教本にもおすすめ練習器具として紹介されている。
■フレループのデメリット
- 40インチ(約102cm)と長いため、室内で振るのに躊躇する。
うねり棒の特徴、メリット・デメリット
■うねり棒の特徴
- 「シャフトのしなりと連動したスイング」をマスターでき、飛距離が伸びる。
※「シャフトのしなりと連動したスイング」とは、ダウンスイングでのクラブを倒す動きと思われます。
■うねり棒のメリット
- 90cm(35.4インチ)と短いので、室内で振る練習器具として最適。
■うねり棒のデメリット
- うねり棒の使い方を紹介した動画や販売サイトでの説明に具体的な言葉が足りないため、私にとってはわかりにくい。
- ゴルフキャンプのサイトからしか購入できない(2018年10月現在)。
使い方のブラッシュアップを続けるメーカーは信頼できる
私の今までの経験で、具体的な使い方を説明せずに「ただ振ればうまくいく」を謳う練習器具は疑ってかかっています。練習器具に問題があるのではなく、ユーザーが自分に都合の良い間違った使い方をする可能性が高いからです。
動きを矯正するための練習道具は、動きが出来ない人が使えば「気持ち悪く」感じるはずです。使っていくうちにその動きが矯正されて気持ち悪さが軽減され、気持ち悪さがなくなったときに目的とした動きが出来るようになったとユーザーはわかるわけです。
しかし、ただ振るだけだと練習道具を気持ちよく振ることばかりに気持ちが傾いてしまい、動きを矯正することがおろそかになってしまうんです。
ゴルフキャンプのサイトではうねり棒を購入した人達のレビューをインスタグラムで募集し、一覧にまとめています。
練習器具の場合、開発者が意図していない使い方をユーザーがする場合もあるでしょう。三觜プロもインスタグラムの投稿から間違った使い方をしているユーザーが多いことを知って、具体的な使い方を説明する動画をアップされています。売ったら売りっぱなしのメーカーが多い中、この姿勢はとてもすばらしいですね。製品の改良だけでなく、使い方の説明をブラッシュアップしていくメーカーは信頼できます。
どちらを買おうか悩み中
フレループはマーク金井さんのブログやYoutube動画で詳しく説明されていますので、使い方や注意点、期待する効果はわかっているつもりです。私にとってのネックは、長くて室内で振れないことだけなんです。
さあ、困りました。マーク金井さんはこういったとき「迷ったら両方買う」とブログで仰っていましたから、私もマネして両方買っちゃおうかな?(笑)。
(追記)うねり棒を購入し、レビュー記事を5本掲載しました
※この記事を掲載後、「うねり棒」を購入しました。自分なりにうねり棒を使って気づいた注意点などをまとめてみました。以下のリンクも参考にご覧ください。
第2回:クラブを倒す動きと左前腕の回旋(パッシブトルク)
第3回:うねり棒の間違いやすい使い方
第4回:『ひっくり返し打ち』でフェースターンを、『ゆりかご振り』で肩の動きを覚える
第5回:うねり棒を使ってグリップのずれ、下半身の使い方に悩んだ時はこれで解決
(2020.1.27追記)フレループショートを購入し、レビュー記事を掲載しました
「フレループショート」のレビューについては、以下のリンクから御覧ください。
※関連記事です
左前腕の回旋を身につけると、インパクトで左手首が手のひら側に折れ曲がる「山」の形が出来ます。サイエンス・フィット教本とゴルフの竪琴を使うと、山の形をわかりやすく体感できます。
左前腕の回旋と同じくらい重要なのが、左尻を後方へ突き出す動き(レフトヒップバック)。マーク金井さんのお尻セミナーを見るとわかりやすいです。