社会人になってから、会社で始業前に毎日ラジオ体操をしています。
若いときは「ラジオ体操なんて・・・」と思っていましたが、デスクワークが続く仕事のため肩を上げたり背中を反ったりする動きがありません。40歳も過ぎると40肩や腰痛が気になるようになりますが、ラジオ体操が良い動きになっているようで、今のところ症状は抑えられています。
ラジオ体操の「からだをねじる運動」って、ゴルフスイングに似てる?
ラジオ体操第一をしていたある日、ゴルフの動きに似ているものがあることに気がつきました。
出典:「ラジオ体操」「みんなの体操」図解より一部抜粋-NHK
この動き、バックスイングとフォロースルーに似てると思いませんか?
ここでバックスイング。
ここでフォロースルー。
このラジオ体操の動きをする時は、下半身を固定して腕を”でんでん太鼓”のようにぶらぶら動かしていました。ゴルフの動きに使えるかもと思ってからは、上半身のひねりを強くして腕をいかに早く振るかを考えて動かしていました。
しかし、どうもしっくり来ません。
腕を早く振れば振るほどフォロースルーの動きでよろめきます。
すでに、ラジオ体操ではなくなっています・・・。
何か使えそうなヒントがありそうですが、良い動きがこの時までは思いつきませんでした。
マーク金井さんのブログに、ラジオ体操の動きをスイングに活かせるヒントを見つける
そんなことを考えていたとき、マーク金井さんのブログ記事を読んで気がつきました。
「これでもかってぐらい」、インパクトで左のお尻を背中側に突き出すイメージでスイング。実際の動きとしてはそれほど強いものではありませんが、イメージとしては、かなり大きく左のお尻を背中側に突き出してます。
左のお尻を背中側に突き出すメリットをざっと上げると、、、、
- 下半身の動きが先行するので、肩の開きを抑えやすい
- 前傾角度をキープできる(インパクトで腰が浮き上がらない)
- インパクトで手元が浮きづらくなる
- オンプレーンにスイングしやすい(フォローの抜けが良くなる)
マークさんはブログで左のお尻をインパクトで背中側に突き出す動きを紹介していますが、”ラジオ体操のでんでん太鼓”に、両方のお尻の動きを加えてやってみました。
右のお尻を動かすと下半身が先行して、上半身が遅れてテークバックする形になります。切り返しで左のお尻を背中側に突き出すように動かすと、お尻の動きから少し遅れて腕が動き、フォロースルーでスムーズに腕が振られて、左足一本できれいにフィニッシュが決まったラジオ体操が出来ました。
両方のお尻の動きで、下半身始動の感覚がつかめる
切り返しで左のお尻を動かすことを意識することで上半身の開きが抑えられ、フィニッシュに向かうまでの体の動きのスムーズさとフィニッシュでの安定感が全然違うことが体感できました。今まで切り返しからフィニッシュまでの動きが自分でもぎこちないことはわかっていましたが、ここまでうまくいくとは驚きでした。
マークさんのブログでは左のお尻を背中側に突き出すことで前掲角度をキープできるとも書いており、今までインパクトで体が浮き上がりトップやダフリに悩んでいたのも解消できそうです。
私の場合はお尻を動かす意識が足りないため、ラジオ体操の時以外にも、エレベーターの中やトイレに行ったときにお尻を動かして腕をぶらぶら動かす動きを習得中です。
注意している点としては、前回スウェーしていることがわかったため、切り返しで左腰を横に突き出さないようにしています。あくまでも左尻は背中側に突き出すように、です。
左尻を背中側に突き出すように動かす動きをわかりやすく解説してくれた動画が、マークさんのブログに掲載されていました。
自宅の練習にもってこいです。この動きを体に染みこませて、安定したスイングを手に入れたいですね。