2018年のオフシーズンから自宅での練習をコツコツ続けて1ヶ月以上が経ちます。真っ先に手を着けたパター練習でリズムとテンポを重視して取り組んできた結果、打ち出すボールスピードが一定になってきました。2018シーズンで悩んだ距離感を養うために重要なボールスピードの目処が立ってきたため、あとは雪解け後に芝の上で長い距離感を磨くだけです。
ボールスピードが改善してきたのはいいんですが、今度はボールの飛び出す方向に問題が発生。インパクト後のボールの飛び出し方向が左にずれることが多くなってきました。
やっかいなのは原因がいまいちはっきりしないことです。
原因がわからないときは現在の取り組み内容をまとめておき、振り返ることができるように文章で書いておくことが重要だということをブログを書き始めて気がつきました。ブログは写真も簡単に載せられるし、検索機能がついているため悩んだときの資料作りとしても最適です。
そこで、現在のパッティングで取り組んでいるボール位置のセット方法をおさらいしてみることにしました。
足を揃えてシャフトを真ん中にセット
パターヘッドをボールの手前にポンと置き、ヘッドとボールの間はボール1個分くらい空けておきます。ヘッドとボールの間隔を空けておく理由は、アッパースイングの途中でボールをヒットしたいため。
パターにも3度程度のロフトがついているため、スイングの最下点でインパクトするとボールが少し浮きます。わずか数cmの距離ですが地面から浮いて転がりが悪くなり、距離感に問題があると何かの本で読んだ記憶があります。
そこで、アッパースイングの途中でヒットするためにパターヘッドとボールとの間隔を空けて最下点を過ぎた後にボールがヒットするようにしています。
腕を自然に垂らしたところにグリップが来るように股関節から上半身を曲げて前傾角度をとり、グリップとおなかとの間隔はこぶし1個分くらいになるようにします。
腹筋と背中の筋肉に力を入れて前傾角度を維持し、膝を伸ばしたままアドレス位置を調節します。左目の真下にボールが来て、両足を閉じてその間にシャフトが来る位置が目安です。
ボール上のラインが左股関節あたりに来るように
前傾角度とシャフトの位置が決まったら、両足を広げてスタンスをとります。
左足から広げ始め、ボール上のラインが左股関節当たりに来るところまでが目安です。
右足は両足の間隔が2足分くらいになるまで広げます。
ボールが左に飛び出すのは、インパクトでヘッドが被っているため?
問題は、真ん中にセットしたシャフトを飛球線方向にどれだけずらすかです。
パッティングでのヘッドの動きは飛球線方向にまっすぐ動くわけでは無く、すこし楕円を描きます。理想的なスイングアークでヘッドを動かし、ヘッドがボールに当たったときに狙った方向にまっすぐボールが飛び出す位置にボールをセットする必要があります。
左にボールが飛び出すということは、ボールに当たるタイミングが少し遅れ、ヘッドが被った状態でボールに当たっていると予想。
原因として考えられるのは、ボールを左に置きすぎていること。スイングアークの頂点でヒットするように位置をずらす必要があります。
一番簡単な方法はボールの位置を現在の左股関節からおへそのラインまで内側に寄せてセットすれば良いんですが、左側に寄せてパットするのに慣れたせいか、真ん中過ぎるとダフってしまうんです。
真ん中にセットしたシャフトを飛球線方向にずらして、まっすぐ飛び出す位置を調整する
そこで、ボールの位置を変えずにシャフトを真ん中から少し飛球線方向にずらしてセットしてみました。ボールとヘッドの間隔はボール半個くらいに狭まりますが、ボールの転がりを見てみるとアッパースイング途中でのヒットは出来ているようです。
パターヘッドとボールの間をボール1個分くらい空けてセットしたのはアッパースイングの途中でヒットしたいためでもありますが、もう一つの理由が今私が使っているパターがベントネックのためです。クランクネックだったらボールとの間隔を狭くするため、ボールの位置もより真ん中にセットします。
ネック形状の違いで、ボールの位置は変わる
そこで今密かに考えているのが、ネックの種類が違うパターを追加することです。
パターは色々なタイプを揃えておき、調子が悪くなったときに今までのパターを違うタイプのものに切り替えることで気分が変わり、パッティングが良くなると聞いたことがあります。
パターの種類は主に『ヘッド形状』と『ネック形状』に分かれます。現在持っているパターはピンタイプ、ネオマレットタイプ、L字マレットタイプの3本。ヘッド形状が異なるタイプは持っているんですが、ネック形状がベントネックばかり。ベントネックは昔から好きで、どうしてもこればかり選んでしまいます。
以前量販店でパターフィッティングを受けた時、スイングアークが強めのタイプのためクランクネックのパターが合っているといわれたことがあります。クランクネックのパターを中古で買ってしばらく使ってみたんですが、ボールの位置、インパクトでの違和感がありすぎてすぐに手放してしまいました。しかし、ベントネックのパターばかりでは気分転換になりません。
これは、『新しいパターを買え』という道具好きな私に対するお告げなのでしょうか。
オフシーズンは練習熱が高まる時期ですが、物欲も高まるのが玉に瑕ですね。あ、私だけですか?(笑)。
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自宅でのパター練習では、打ったボールを取りに行くのが面倒です。ダイヤのパターマット『ダイヤオートパット532』は自動返球機能がついているため、その場から動かずにボール1個で練習が出来るのでおすすめです。
パターの距離感を養うために、パットのリズムとテンポを重視しています。振り幅を意識しながらメトロノームを使って一定のテンポでスイングする練習に、タバタの『距離感マスター』を使っています。
パターのアドレスでは膝を曲げてお尻からしゃがんだアドレスをとりがちです。左目の真下にボールをセットすることが出来ず見た目も悪いので、股関節から折り曲げて前傾姿勢をとるようにし、ボールと体との距離を『パッティングロッド』を使って体に覚えこませています。