ゴルフを始めて悩んだことの一つが、「ゴルフクラブをどこに収納すると、スムーズな出し入れが可能なのか?」ということ。
ラウンド中にクラブの抜き差しがスムーズに出来た方がかっこよく見えるし、スロープレー防止にもなります。
現在の私の収納方法を参考に、どこに収納するとスムーズな出し入れが可能なのか、考えてみたいと思います。
クラブ本数は14本、キャディバッグをカートに積み込んだ状態を想定しています。
オーソドックスなゴルフクラブ収納パターン
キャディバッグの仕切で一般的な数は、6分割でしょう。
6分割のキャディバッグで同伴者も含めてよく見る収納方法は、以下のパターン。(左右は入れ替わる可能性もあります)
- 上段1:ドライバー
- 上段2:フェアウェイウッド
- 中段3:ユーティリティまたはロングアイアン
- 中段4:ミドルアイアン
- 下段5:ショートアイアン
- 下段6:ウェッジ
ちなみに、キャディバッグの持ち手ハンドルがついている方が上段になります。ハンドルを持ったままカートに積み込むと、上段に来る箇所を想定しています。
6分割のキャディバッグの場合、仕切のスペースが小さいため、1カ所当たり2~3本くらいの収納がおすすめです。
経験上、1つの仕切りにクラブを3本入れると、ウッドなどのヘッド形状が大きいクラブは抜き差しがしにくくなります。
上段:ティーショットで使う「ドライバー・フェアウェイウッド」
私の場合、ティーショットで使用するドライバーとフェアウェイウッドは、キャディバッグの上段の仕切に収納しています。
現在使用しているキャディバッグは5分割で、上段に当たる箇所が広くなっています。
そのため、ヘッドサイズの大きいクラブであるドライバーとフェアウェイウッドを1箇所にまとめても、クラブの抜き差しがしやすいです。
上段にドライバーとフェアウェイウッドを入れている理由は、以下の3点。
- ドライバーのヘッドはゴルフクラブの中で一番大きいため、移動中のカートの揺れでクラブ同士が接触して傷つくのを防ぐため。
※ドライバーのヘッドカバーを外してヘッドがむき出しのままでも他のクラブと干渉しにくい場所がキャディバッグの上段、という理由もあります。 - ティーグラウンドでドライバーを抜き差しするときに、キャディバッグの上段に入れておくとやりやすい。
- キャディバッグのカバーの高さは一定ではなく、高い方にドライバーを収納します。カバーに合わせてクラブを収納すると、ドライバー収納箇所が上段に来ることが多い。
これまで一緒にラウンドした同伴者の方をチェックしてみても、キャディバッグの上段にドライバーを収納している方が多いですね。
中段:セカンドショットで使う「ユーティリティ・ミドルアイアン」
セカンドショットでは、クラブ選択を迷うことが多くなります。2~3本を持ってボールの前に向かうことも多く、キャディバッグから取り出しやすいとボールまでの移動も早くなり、プレーファーストに繋がります。
キャディバッグの中段はスペースが大きいことが多いため、キャディバッグの中段に本数が多くなりがちなユーティリティやミドルアイアンを入れておくと取り出しやすくなります。
私の場合はアイアンは7番から入れているため、6番アイアンに相当するロフト30度以上のクラブはユーティリティを使っています。
現在の私のクラブ構成ではドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティのウッド類が7本、ミドルアイアンからウェッジまでのアイアン類が6本です。
ヘッドカバーをつけて収納するフェアウェイウッドやユーティリティは、本数を詰め込みすぎると取り出しにくくなります。ウッドの本数が増えてきた場合は、アイアンの本数を減らし、ウッドを1箇所あたり2本に抑えるようにするのがおすすめです。
下段:グリーンを狙う「ショートアイアン・ウェッジ」
ラウンド中に最も使用頻度が高いのが、ショートアイアンとウェッジです。
100ヤード以内のショットを残した場合、ウェッジを2~3本まとめて抜いてボールのところまで向かうことが多くなります。この時に収納場所から探す手間を省くために、下段の1つをウェッジ専用に割り当てています。
ウェッジの収納場所を1カ所に決めておくと良い理由は、他にもあります。
キャディがつかないセルフプレーの場合、パットが先に終わった人が同伴者のクラブをまとめて回収し、カートに収納することが多くなります。同伴者が他人のクラブをキャディバッグに収納するとき、下段の1カ所に丸々スペースが空いていた方が、同伴者もわかりやすいというメリットもあります。
また、下段にアイアンとウェッジを収納しておくと、アイアンカバーも掛けやすくなるというメリットもあります。
キャディバッグに入れる本数を減らしてみるのもあり
ゴルフクラブは14本まで入れることが出来ますが、無理に入れる必要はありません。
ラウンド中にほとんど使わないクラブ、成功率が5割以下のクラブがあれば、いっそのこと抜いてスペースを空けてみるのもおすすめです。
スタンドタイプのキャディバッグは口径が8.5インチとカートタイプよりも小さいものが多いため、私のようにウッドが多いクラブ構成では全部入りきらない可能性が高く、抜き差ししにくくなってしまいます。
収納する本数が減れば、スペースに余裕が出てクラブの抜き差しもしやすくなり、クラブ全体の視認性も高まります。本数が減れば重量も軽くなるし、ラウンド中にクラブ選択に悩むことが少なくなるので、成功率も上がりやすくなります。
14本を無理に揃える必要はありません。本番でスマートなクラブ選択が出来るクラブ収納を目指しましょう。
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