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【パター】クリーブランド「フロントライン エルバド」レビュー

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2020年のゴルフはコロナ禍で出鼻をくじかれたせいか、イマイチゴルフ熱に火が付きづらい状況です。

でも、コロナ禍明けに久しぶりにゴルフをやると、やっぱり楽しい。

ラウンドすればいいスコアで回りたくなってきて、やっぱり練習が必要だと思い直し、ホコリを被っていた練習器具を引っ張り出して、室内素振りやパット練習を再開し始めました。

自分の中でのゴルフ熱が少し高まり始めると、同時に物欲にも火が付き始めました(笑)。

自粛期間中に気になっていたドライバーや小物類などの情報収集をしていたところ、気になるパターを見つけました。

それが、クリーブランドの「フロントライン パター」です。

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名器「ハンティントンビーチ コレクション ブレードタイプ」を探す

クリーブランドといえばウェッジが有名ですが、ダンロップ傘下になってからもパターに力を入れているようで、「クリーブランド ハンティントンビーチ コレクション」や、「ゼクシオ ミルド パター」は、評価の高い口コミを見かけます。

2017年発売の「ハンティントンビーチ コレクション」は定価が13000円前後ということもあり、発売当初にゴルフショップで試打したことがありました。

ヘッドはSUS304ステンレスのノンインサート。ミーリング加工が施されて打感も柔らかく気に入ったんですが、グリップが細めだったこととデザインがいまいち響かず、購入を見送りました。

それから「ハンティントンビーチ コレクション」のことはすっかり忘れていたんですが、コロナ禍明けのラウンドでことごとくパターが外れ、パッティング練習を再開したときにふと、「今なら、中古で安く売っているのではないか?」と思い出してしまいました。

気になって早速調べてみたら皆さん気に入ってお使いのようで、中古がほとんど見つかりません。新品を見つけたと思ったら33インチのレディースで、グリップがピンクで断念・・・。

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「フロントライン パター エルバド」は、”ツノ型ネオマレット”の中で見た目が気に入った

「せっかくゴルフ熱に火がついたところだったのに・・・」と思っていた矢先、クリーブランドの新しいパターの情報を見つけます。

それが、 「フロントライン パター」 。新しいと言っても2019年発売のため、2020年の時点ですでに1年が経過しているんですが、全く聞いたことがありませんでした。がんばれ、ダンロップ。

ダンロップのサイトや、「MYGOLFSPY」というサイトを見てみると、何やら色々と書いていますが(笑)、なかなか良さそうです。

フロントライン パターはブレードタイプ1種類とマレットタイプ3種類の合計4種類。この中で最も気に入ったのが、ツノ型の「エルバド」です。

ツノ型パターではオデッセイの#7が有名ですが、これまでツノ型タイプで欲しいと思えたのは、キャメロンのフューチュラくらい。今持っているパターの中ではネオマレットタイプは持っておらず、デザインで気に入った中では最も安価です。

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実物をチェック

で、気になったので買ってみました(笑)。

私が買ったのは、楽天のこちらの店舗。送料込みで14000円でした。

全体のデザインは黒で統一されてかっこいい

全体のデザインは黒で統一されていて、黒いヘッドにサイトラインの白が目立つようになっています。ヘッドの材質も黒光りするものではないため、ラウンドの際に太陽の照り返しが気になることもなさそう。

バックフェースのクリーブランドのロゴは、ヘッドの色と目立たない濃い黒色となっているのも個人的には好印象。

シャフトはスチールですが、真っ黒に塗られていて当初はカーボンかと疑ってしまいました(笑)。グリップに書かれたフロントラインのロゴも、主張しすぎていないところがいいですね。

アルミを使ったフェースの打感は独特

トゥとヒール部分にタングステン、フェース部分はアルミニウムで構成されています。

この重量配分で重心をフェース方向に持ってくることで、打ち出し方向のブレを抑えることに成功したらしいですが、アマチュアの感性で体感できるかどうかは怪しいところ。

アルミの打感は初めてでしたが、硬すぎず柔らかすぎず。ボールへのコンタクトはしっかりと手に伝わりますが、嫌な感触は残りません。芯で打ったときの打感は軟鉄と変わらず感じました(おおげさ?)。

芯を外しても嫌な打感は残りませんが、外したかどうかは打感でわかりにくくなっています。芯で打ったときとの差がそれほどないという印象です。打点が安定しないアマチュア向けのお助け要素が強いパターと感じました。

アドレス時に見えるラインは、方向を合わせやすい

フェース上部につけられた白いラインは、メーカーによると「2135アライメント」という名前らしいです。ヘッド全体が黒いなか、白いラインがひときわ目立ちます。

ダンロップのサイトによる説明では、

「ボールの中心である21.35mmの高さにアライメントを設定し、常に正しいアドレスをサポート。目線がズレてもボールセンターにアドレスできるため、まっすぐな転がりと優れた方向性を実現できる」

ダンロップ「フロントライン パター」より

らしいですが、効果はわかりません(笑)。

ラインの高さが目線に近づいているのと、黒地に白色のラインで目立つため、アドレスでの平行、目標への方向は取りやすいです。パターマットで転がしてみた感じでは、ラインを目で追いながらまっすぐ出すように打ち出すと、方向性は良かったように感じました。

ラムキンのグリップは、ネオマレットタイプにあった太さ

個人的に気に入ったのが、ラムキンのグリップ。

パター全体の黒色に合わせて、黒と灰色で抑え、赤色が差し色で入ったデザインです。

触った感じはベタベタする感じもなく、体に近い部分が太くなってくるピストルタイプ。アドレスしてみると、スーパーストロークほど太くはありませんが、動かしやすい太さに感じました。

グリップについては、MYGOLFSPYでの指摘に膝を打ちました。

「市場調査によるとグリップは重要だ。グリップによって、ショップでそのクラブを握って試してみたいと思うかどうかが決まる」とシャルキ氏。

「我々がどれだけの技術をパターヘッドにつぎ込んだとしても、誰かが『あー、このグリップ嫌い』と言ったら、それで買ってもらえる可能性どころか試してもらえる可能性もゼロになるからだ」。

MYGOLFSPY 「クリーブランド フロントライン パターを発売 ~パターにMOIは重要か?~」より

私はスーパーストロークのグリップの感触が苦手で、これが挿さっているパターはスルーしています。ヘッドに心血を注いでいるメーカーからすれば、外注のグリップでパターに触ってもらえないとなれば、本末転倒ですよね。

標準のヘッドカバーは、水に弱そうな材質と留め具が残念

標準でついてくるヘッドカバーは高級感は感じないため、雑に扱ってしまいそう。まあ、値段が安いから仕方ないかもしれませんが、オデッセイの「ストローク・ラボ 2ボールブレード」ではエナメルの上品なヘッドカバーでした。材質も水に弱そうで、雨の日のラウンドではかなり厳しいかもしれません。

さらに残念なのは、留め具がマグネットではなく、面ファスナーなところ。 面ファスナーは止めたつもりが止まっていないという現象が起きやすい印象が強いため、代わりのヘッドカバーに付け替え予定です。

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実戦での使い勝手はどうか?

MYGOLFSPYでは、フロントラインパターについて、価格以外で勝負できるものはないと言い切っています。

結論として、フロントラインはベティナルディやスコッティほどセクシーではなく、ピンやオデッセイほど洗練されてはいないものの、価格を考えても十分によいパターだ。

MYGOLFSPY 「クリーブランド フロントライン パターを発売 ~パターにMOIは重要か?~」より

ハンティントンビーチ コレクションはコスパの良さと打感の柔らかさが際立っていましたからね。

パターマットで転がしてみた感じでは好印象でしたが、あとは実戦でどうなのか。初代スパイダー以来のネオマレットタイプなので、ブレードタイプと違ってこれはこれで楽しいです。

何回かラウンドで使ってみて、使用感は改めてこちらに追記しますのでお楽しみに。

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