ゴルフがうまくなるためには、まず練習が必要です。
一通りの道具を揃えたら、近くにあるゴルフ練習場でボールを打つ練習を始める場合が多いでしょう。
しかし、ゴルフの練習は練習場以外でも出来ます。
ボールを思いっきり打つのは練習場がおすすめですが、スイングを固めるには時間や場所の制約がない自宅での練習がおすすめです。
ゴルフ上達の第一歩は、道具の扱いに慣れること
野球やサッカーをしている子供が、家の前で練習している風景を見たことがあるでしょう。
野球であれば壁に向かってのキャッチボールやバットを使った素振り、サッカーであればリフティングといったところでしょうか。
スポーツは道具に慣れることが上達への第一歩です。
ゴルフの場合は、
「ゴルフクラブでボールを打つ」
という動作が重要ですが、その前に
「ゴルフクラブをスムーズに振る」
という動作に慣れる必要があります。
当たり前のことを言っていると思われるでしょうが、ゴルフクラブをスムーズに振るのは意外と難しいのです。
ゴルフクラブはテニスラケットや野球のバットと違い、ゴルフボールを当てる「ヘッド」の重心位置が軸線上にありません。
軸線上にないということは、「真っ直ぐ引いてボールに向かって真っ直ぐ伸ばす」動きでは、ゴルフボールに当てることは出来ても遠くに飛ばすことが難しいのです。
※重心位置は、いわゆる「芯の位置」と言われる場所です。ここにボールが当たると綺麗にボールを飛ばすことが出来ます。
ゴルフクラブを使った素振り練習にはコツがいる!
野球の素振りもそうですが、長い棒を振るという動作は、練習しないとスムーズに出来ません。
ゴルフも同じで、まずゴルフクラブの重さや長さに慣れ、出来るだけ速いスピードで振り切り、振り切った後も体がよろけない程度に姿勢を保つ必要があります。
実際にゴルフクラブを持って、周りに誰もいないことを確認して思いっきり振ってみてください。
ゴルフを始めたばかりであれば、野球の素振りのように素早く振れない人が多いのではないでしょうか。
素振りに必要な体力や筋力が少ないことが原因の可能性もありますが、ゴルフクラブはヘッドの重心位置がクラブの軸線上にないため、普通の長い棒を振り回す振り方では振りにくい構造になっています。
まずゴルフクラブ独特の振り方を先に身につけてから、スイングスピードを上げていく方がこの後のゴルフ上達が早くなります。
この振り方を習得するのに役に立つのが、ゴルフ専用の練習道具です。
ゴルフの練習は、「ゆっくり素振り」から取り組もう
ゴルフクラブの特殊な振り方を身につけるおすすめの練習は、「ポイントを押さえてゆっくり素振りすること」です。
クラブを構えてからトップまで持ち上げて、振り下ろしてから振り切る動作までをゆっくり行っていきます。
このときポイントごとに力の入れ方や意識の向け方に注意しながらゆっくり体に動きを染みこませていきます。
スポーツを指導する場面で、指導者が「型にはめる」指導をしている場面をよく見ます。
野球のピッチャーやバッターではポイントごとに動きを止め、その時に注意する体の動きについて指導を受けています。
闇雲に体を動かすよりも、最初に効率の良い体の動かし方を身につけた方が、上達が早いという経験値から来ているのでしょう。
ゆっくり素振りでスイングの方法を理解しながら体に染みこませていくことで、ゴルフは間違いなく上達します。
時間のない社会人ゴルファーは、自宅でのゴルフ練習がおすすめ
アマチュアのゴルフ練習で問題なのは、「継続できるかどうか」です。
10年以上ゴルフを続けてスコア100を行ったり来たりしている腕前の私だから断言しますが、もし今からゴルフを始めるのであれば、間違いなくゴルフレッスンに通います。
その方が上達までにかかる時間もお金も少なくて済むからです。
しかし、ゴルフレッスンに時間やお金があまりかけられない方は多いでしょう。
社会人デビューが多いゴルフの場合は、練習時間の確保に皆さん頭を悩ませます。
そこで、自宅でのゴルフ練習となるわけです。
代表的なのはパターを練習するためのパターマットですね。
スイング練習はゴルフクラブを室内で振り回せない場合は、室内用の短い練習道具もあります。
このような道具を使って練習すれば、練習場に行かなくてもスイングのコツを習得するのに役立ちます。
ゴルフの練習道具は「自宅の寝室で練習できる」ものがおすすめ
ゴルフ専用の練習道具は多くありますが、中でも私がおすすめしたいのは「自宅の寝室で気楽にできる練習道具」です。
練習は勉強と一緒で飽きやすく、なるべくならやりたくないものです。
やりたくないものをやる時に重要なのは、ちょっとやってみようかなと思える環境作りです。
パターマットもたたんで収納しておくと、パター練習のたびに準備するのが面倒になって練習しなくなります。
マットを敷いたままにしておけば、パターを持つだけでボールを打ってみようか、という気分になります。
ボールを打ってみたらうまく打てるようになりたいので、色々試行錯誤します。
これが練習です。
ゆっくり素振りを練習する時も、簡単にできる状況を作りましょう。
寝る前や起きた直後、急に思いついた点をチェックしたい時など、すぐに手に取れるところに練習器具を置いておくことで、気軽に練習することが出来ます。
一番だめなのは、何もしないこと。
毎日練習道具に触るだけでも練習になります。
是非、練習道具を用意して練習環境を作ってみましょう。
おすすめする練習道具は、次回ご紹介します。