2018年に読んだゴルフ関連の書籍の中で、特に感銘を受けた3冊をおすすめの書籍としてご紹介します。
プロギア サイエンス・フィット教本『スイングの壁を知る 5ステップメソッド』
2018年に読んだゴルフ書籍の中で最も影響を受けたのは、『プロギア サイエンス・フィット教本 スイングの壁を知る 5ステップメソッド(以下「サイエンスフィット教本」)』です。
GDOのレッスン記事の中で、宮川まもるプロが解説されている『サイエンスフィット・レッスン』は以前から読んでいましたが、その中から重要な点をピックアップしてギュッとひとまとめにした感じなのがサイエンス・フィット教本です。
とにかく衝撃的『レフトヒップバックでのインパクト』
サイエンスフィット教本を読んで特に衝撃的だったのが、真っ先に覚える必要がある技術が『レフトヒップバックでのインパクト』であるということ。
それまでは体の正面でインパクトを迎えるのがいいと思っていたため、インパクトでの下半身の向きは特に意識することはありませんでした。
ところが、インパクトでは左のお尻が飛球線後方から見えるくらい腰が回転していることが重要なのだと知ってからは、自宅の室内練習で動きを確かめる日々が続いています。
この後でご紹介する『驚異の反力打法~飛ばしたいならバイオメカ』での足の使い方と、『ザ・リアル・スイング 科学が解明した「ゴルフ新常識」 』で書かれているおなかを意識した回転を意識しながら、うねり棒を室内で振ることでだいぶレフトヒップバックでのインパクトの形に近づいてきました。
左手首を山の形にしてインパクト
『サイエンス・フィット教本』を読んでもう一つ感銘を受けたのが、インパクトでの左手首の形です。
これほど山の形にしてインパクトするという意識はありませんでした。山の形にしてのインパクトは手首を痛めるイメージがどうしても拭いきれないため、こちらは矯正するのに時間がかかりそうです。
この山の形を無意識に出来るようになるために、ゴルフの竪琴を使って体に染みこませています。
私にとっては『レフトヒップバックでのインパクト』と『左手首を山の形にしてインパクト』の2点を知ることが出来ただけでも十分元は取れましたが、これ以外にも有用な情報が盛り沢山です。スイングにお悩みの方に是非おすすめします。
驚異の反力打法~飛ばしたいならバイオメカ
おすすめ2冊目は、『驚異の反力打法~飛ばしたいならバイオメカ』です。
地面からの反力を利用して飛距離に結びつけたいと思っても方法がよくわからなかったため購入しました。
『レフトヒップバックでのインパクト』の動きが簡単に出来るようになった
地面からの反力を得るためには当然下半身の動きが必要ですが、ブランコの勢いを使うための漕ぎ方のように単純に上下に飛び跳ねるように動かしてしまうとインパクトで上体が起き上がってしまい、前傾角度の維持ができないのが悩みでした。
こちらの本では、地面反力を利用するのにどこを意識すれば良いのか、その時の体の動かし方の注意点が主に書かれています。
さらに嬉しかったのは、この本に書かれている地面反力を活かした足の使い方で、レフトヒップバックでのインパクトの動きが容易になったことです。
書かれている内容は難解ではありませんが、さらっと読み進めるだけで理解できるほど簡単ではありません。一つ一つ納得しながらじっくり読んでいくと新たな発見があります。
私にとっては『回転軸は3つある』『肩は縦回転する』『アドレスでの首の角度』が参考になりました。
ザ・リアル・スイング 科学が解明した「ゴルフ新常識」
おすすめの3冊目は、『ザ・リアル・スイング 科学が解明した「ゴルフ新常識」 』です。
『驚異の反力打法~飛ばしたいならバイオメカ』で肩の縦回転の重要性について書かれていますが、実際にどのように動かすのかがポイントです。
私は『ザ・リアルスイング』に書かれている『側屈しながらおなかを回転する』ことで、肩の縦回転の動きができるようになりました。
本にも書かれていますが、ゴルフをやっていて『側屈』という動きをどこで使うのか、最初はよくわかりませんでした。しかし、本に書かれているとおりに体を動かしてみると、側屈の動きを入れた方が体がスムーズに動くんです。これも新しい発見でした。
3冊で相互補完の関係
それぞれ書かれている内容は異なりますが、私にとってはそれぞれ補完関係にあります。
地面反力を活かすために下半身を使うことでレフトヒップバックの動きをスムーズに出来るようになりましたし、側屈の動きを取り入れることで肩の縦回転がスムーズに出来るようになりました。
それぞれの動きを知るだけでも見識が広がります。ご興味を持たれた方は、是非一読されることをおすすめします。
※関連記事です
おすすめ書籍に書かれている動きを『うねり棒』を使って練習すると、習得しやすいかもしれません。