北海道に住む我が家(一軒家)にも、ついにエアコンを導入しました。
前回は、北海道でエアコンを導入するまでに色々と調べたことをまとめてみました。
今回は、エアコンを購入して自宅に設置するまでの過程をご紹介します。北海道で自宅にエアコンをつけようか迷っている方の参考になれば幸いです。
我が家におけるエアコン購入前のチェックリスト
前回のお話で、我が家に必要なエアコンのチェックポイントがまとまりました。
■エアコン購入前のチェックリスト
- 予算は工事費を含めて20万円。
- 設置工事費用は、概ね5~6万円程度を想定。
- 「寒冷地エアコン」は不要。通常のエアコンでOK。
- 100V対応
- 12畳まで対応
- フィルターの自動掃除機能は不要。
- 室外機の高さは、それほど高く上げる必要なし
これらの条件を見てみれば、「ベーシック機能に絞り込んだエアコン」だということですね。これなら、安い掘り出し物も見つかりそうです。
「ジャパネットたかた」は工事日が遅くて断念。ヨドバシカメラで探すことに
次に問題となるのは、「どこで購入するのか?」という点。
いつもなら一番安いネットショッピングなのですが、今回はどういった工事が必要になるのかを工事業者から直接聞きたかったため、ネットでの購入はパス。
次に嫁がテレビを見て勧めてきた、通販でおなじみ、「ジャパネットたかた」で調べてみました。
「夏のエアコンまつり」と気合の入ったページですねえ。標準取付工事費が無料(13200円分)だったり、本体も安いものが多い印象。
「これは買ってもいいかも」と思いながら取付混雑状況を調べてみると、私が住んでいる地域は2ヶ月先と表示されて、あえなく断念しました(泣)。エアコンの場合、本体価格だけで決められないのが難しいところですねえ。
最後に残ったのは、リアル店舗のみ。今回はよく行く家電量販店の中でポイントをよく使う、ヨドバシカメラで購入することにしました。
ヨドバシカメラで購入手続き
週末の金曜日、仕事帰りにヨドバシカメラのエアコンコーナーに立ち寄ったところ、まあ、人の多いこと。私のように、給付金と夏のボーナスで買おうと思っている方が多いんでしょうか(笑)。
何とはなしに聞こえてくる話の内容を聞いてみると、自宅に取り付けられるのかを相談しに来ている方がほとんどのようでした。設置工事にどれだけかかるのか、気になる人が多いようです。
私はすでにある程度調べて工事費は5~6万円くらいを考えておけばいいこと、エアコン本体に関しては自分なりのチェックポイントをまとめてきたので、あとは店員に伝えて機種を選ぶだけです。
早速店員に要望事項を伝えると、100V対応で12畳まで対応するエアコンはほとんどなく、工事費を抜いて本体価格が15万円くらいとなると、在庫がある中では日立のエアコンしか選択肢がありませんでした。
ということで、機種は日立のエアコン「RAS-D36K」に決定。
(※2022年6月時点では、RAS-D36Kは売り切れていたため、後継機種の「RAS-AJ36L」が該当しそうです。)
さらに日立のエアコンカタログで見つけた、「スマホのアプリを使って、外出先からエアコンの電源のオン・オフ操作ができる無線LANアダプター」を追加。アダプターの値段は1.1万円で、エアコン本体の取付と一緒に取り付けてもらうことにしました。
本体(室内機と室外機)と無線LANアダプター、標準工事費セットで税込162,580円。エアコン購入時に発生した10%ポイントのうち5%を使って、5年の延長保証にも加入しました。
あとは、店員に設置工事の現地見積を1週間後の日曜日に予約して帰宅。来店からここまででトータル1時間程度。結構、疲れました。
自宅で設置工事費の見積もりを出してもらう
ヨドバシカメラでエアコンを購入してから1週間後の日曜日、工事業者が自宅に来て現地見積もりをとってくれました。エアコンを設置したい場所とブレーカーの位置を伝え、見積もりを出してもらった結果は、52,250円でした。
■エアコン設置工事費 63,030円 内訳
- 基本工事費:10,780円(※本体購入時に支払い済み)
- 壁の穴あけ工事:3,300円
- 貫通穴スリーブ:1,650円
- 配管カバー取付:8,800円
- ドレン逆止弁設置:2,200円
- 壁にエアコン専用コンセントを追加:12,100円
- ブレーカーから専用コンセントまでの配線工事:22,000円
- 無線LANアダプターの取付:2,200円
基本工事費:10,780円(※本体購入時に支払い済み)
基本工事費の内訳は、室内機(エアコン本体)・室外機の取付、室外機のプラスチックの土台(プラロック)、室内機から室外機へのホース代が含まれます。
壁の穴あけ:3,300円・貫通穴スリーブ:1,650円
「壁の穴あけ工事」「貫通穴スリーブ」は、室内機から室外機へ延びるホースを室内に通すため、家の壁に穴を開け、開けた穴にスリーブと呼ばれる塩ビ管を短く切ったようなものをはめ込みます。ヨドバシカメラの基本工事費に、穴あけ工事費は含まれていませんでした。
ドレン逆止弁設置:2,200円
「ドレン逆止弁設置」は、風が強い日にホースを通って室内機から室内に外気が入ってきたときに音が鳴るのを防ぐために、ホースの途中で片方向にしか開かない逆止弁とよばれる弁を取り付ける工事です。
配管カバー取り付け:8,800円
「配管カバー取付」は、室内機から室外機へ延びたホースをむき出しにしておくと日光や雪で痛めやすく劣化が早くなると考えたため、ホースを覆うカバーを取り付けました。
エアコン専用コンセント設置:12,100円・ブレーカーから専用コンセントまでの配線工事:22,000円
「ブレーカーから専用コンセントまでの配線工事」は、我が家にはエアコン専用のコンセントが壁になく、さらにブレーカーから壁のコンセントまでの配線工事が必要なため、追加工事でお願いしました。これが一番高いですね。
無線LANアダプターの取り付け:2,200円
あとはオプションで追加購入した無線LANアダプターの取付。スマホでエアコンのオンオフが操作できるのは魅力的です。帰宅1時間前に電源を入れて、自宅についたら涼しいというのは最高です。
工事費差額合計:52,250円
標準工事費からの差額52,250円は翌日、ヨドバシカメラに見積書を持っていき、カードで支払いました。
この結果、エアコン購入・設置にかかった費用は、 税込みで214,830円 。
無線LANアダプター分が1.3万円ほどかかったことを考えると、予算20万円以内に大体収まりました。
こう見ると、工事費も結構馬鹿になりません。エアコン本体の値段ばかりに気を取られて、工事費が結構掛かって予算オーバーとならないよう気をつけないといけませんね。
ついに我が家にもエアコンが来た~!!
工事の見積もりから1週間後の日曜日、ついにエアコン設置の日がやってきました。
当日は2名の作業員の方がテキパキと作業を進めていき、1時間ほどで設置は完了しました。
室内機
まずは、室内機。
壁にコンセントを追加し、ブレーカーからコンセントまで配線を伸ばす工事を行いました。
壁に穴を開けてブレーカーまで伸ばしたため、なかなか大掛かりな工事となりました。
室内機下部には、オプションで取り付けた無線LANアダプターがついています。スマホにもアプリを入れて、説明書を読みながらエアコンを登録し、アプリから電源のオン・オフができることを確認しました。
室外機
室外機は、ホームセンターで買ってきたコンクリートブロックで嵩上げし、標準でついてきたプラロックの上に設置してもらいました。冬になればこの室外機は完全に雪に埋まりますが、ブルーシートなどで養生すれば壊れることはないとのこと。
室内機から延びてきたホースは、灰色のカバーで覆われて室外機まで延びてきています。北海道ではポピュラーな石油ストーブの煙突もうまくかわして設置されていました。ホースの途中で小さいホースが出ていますが、このホースからは冷房使用時に出てくる水が排出されるとのことです。
エアコンの使い勝手は?
早速エアコンの電源を入れて、冷房に切り替えてみると、すぐに涼しい風が。
「ああ、ついに我が家も、夏の暑さを凌ぐことができる・・・」
感無量です(大げさ)。
設置した初日は面白がって冷房をつけて楽しんでいましたが、この日から現在まで、近年では例を見ないほど過ごしやすい気温(20℃前後)が続き、日によっては寒くて暖房をつけたくなる日もあるくらいです。そのため、冷房の威力はまだ体感できていません。
まあ、7月に入ればうだるような暑さがやってくるでしょうから、そのときに改めて遊んでみようかな、と思っています。外出先から無線LANアダプターの動きもチェックしたいですしね。