子供が中学生になって、毎日忙しい日々を送っています。
部活が忙しいらしく、塾にも行って、学校の宿題もやって、私が中学生の頃よりも忙しい毎日を過ごしています。
そんな子供の定期試験の結果が先日返ってきました。
平均して8割以上の点数を取っており、90点以上とった科目もありました。
我が子供ながら、大したもんです。
そんな子供も、最初のテストでは中々良い点数が取れず悩んでいました。
何がわからないのかを聞いても、「何がわからないかがわからない」という返事。
私にも心当たりがあります。
勉強もゴルフも、自分が思ったとおりにやって結果が出れば、これほど楽しいことはありません。
やればやるほど結果が出るから、のめり込んでどんどんうまくなる。好循環のはじまりです。
問題は、良い結果が出ないときに原因が何かを探すときです。
勉強もゴルフも、うまくならないのは ”メタ認知能力の低さ” が原因?
子供の悩みに役に立ちそうな情報をネットで調べていたところ、東洋経済オンラインのサイトで次の記事を見つけました。
成績のあまりよくない子どもたちに「君は何が苦手?」と聞くと「理科!とか「算数!」といった答えが返ってくることがほとんどです。すなわち「メタ認知能力」の低さが成績低迷の元凶なのです。
「メタ認知能力」とは平たく言えば「自分にはどこが理解できていないかをきちんと把握する能力」のことです。これが高い子は総じて成績はいいです。自分の弱点を知っているため、ピンポイントで克服することができるからです。「メタ認知能力」が高いのに成績がよくない子はただ単に努力していないだけです。
つまり、成績をあげたいのなら、本人に自分の弱点をきちんと自覚させるべきです。理科が不得意だというのなら、理科の知識を覚えることが苦手なのか、あるいは計算分野が苦手なのか。生物・地学・物理・化学のどの分野が苦手なのか、物理が苦手なら、てんびんなのかバネなのか輪軸なのか、あるいは光なのか音なのか、電流なのか熱量計算なのか、細かく把握する必要があるわけです。
出典:成績不振の子は「科目別の攻略法」を知らない
この記事を読んで、子供は「自分にはどこが理解できていないかをきちんと把握する能力」である「メタ認知能力」が不足しているのではないかと思いました。
そこで子供に、次のように伝えました。
「自分が苦手な教科で何がわからないのかを、細かく分けて考えなさい。解決するための方法は学校や塾の先生に聞くように。悩んでいるだけで何もしなければ結果は変わらないから、自分で解決方法を思いついたらまず実行しなさい。」
子供は自分でいろいろと考えた結果、疑問に思ったことを教師や塾の講師に相談したようです。学校や塾で学んだことを復習するために参考書が欲しいと言ってきたので購入し、それを使って毎日夜遅くまで勉強していました。その結果が今回のテストに反映されたのでしょう。
子供への勉強のアドバイスは、自分のゴルフへのアドバイスと同じ?
ここまで長々と書いたのは、子供への勉強のアドバイスが私のゴルフにも当てはまるのではないかと思いついたためです。
- 原因を究明する。何が出来ないのかを把握するための知識を習得する。
- 解決方法を探す。調べてわからなければ人に聞く。
- 調べたり人に聞いた解決方法を試す。
- うまくいく方法が見つかったら、繰り返して身につける。
勉強もゴルフも、新しいことを身につけようと思えば、こういった流れで自分のものにしていくしかないのかもしれません。
わからないことを出来るようにするためには、出来ることをどれだけ言語化できるかどうか
人は出来なかったことが出来るようになると、自分がどうして出来なかったかが急にわからなくなり、出来ない人に説明することが難しくなるそうです。典型的なのが自転車の乗り方ですね。
プロゴルファーになる人は、何も教わらないで始めてもいきなりゴルフが出来る人です。
知っているのではなく「何となく出来てしまう」ため、人から説明を求められてもうまく言葉に出来ず、相手に理解されないことが多いのではないでしょうか。プロ選手にスランプはつきものですが、自分の動きを客観的に把握し、言語化して他人からのアドバイスを受け取れる人がスランプから抜け出しやすいと思います。
新しいことを出来るようにするためには、言語化された知識を自分なりに理解する過程が必要です。私がブログを始めた理由の一つも、自分のゴルフがうまくいかないのは何故かを文章として残すことで理解が深まり、上達のヒントがつかめるかもしれないと思ったからです。
私のゴルフが上達するために必要なのは、やっぱり練習量
子供の毎日のがんばりを見て、自分に足りないのは練習量だと痛感しました。
子供から教えられることが多いとよく言いますが、私も子供を見習ってじっくり練習に取り組んで結果を出していきたいと思います。