Windows 7のサポート終了が2020年1月14日に近づいてきたことを受け、自宅のデスクトップPCを新しく自作しました。動作は快適そのもので、操作に不安のあったWindows 10も思っていたほど使いにくくはなくてホッとしています。
自宅PCでWindows 7が動いているのは、家族共用のノートPC。無料アップグレード期間中にWindows 10をインストールすることができなかったため、Windows 7のサポート期間終了後は廃棄して、新しく購入するのはやめておく予定でした。
ただ、メインPCが壊れたときの予備用としてのPCは欲しいし、自宅で無線ルーターの設定をしたり、ちょっとした調べ物や事務作業をするときに、ケーブルレスで持ち運びができるノートPCは便利。
さらに、2020年から始まるプログラミング教育に子供がバッチリはまるため、パソコンに慣れさせて、家中どこでも持ち運んでタイピング練習できるノートPCは都合がいい、という理由で新しく購入することにしました。
ノートPCはやっぱり「ThinkPad」
個人的に、ノートPCで購入の選択肢に上がるのは昔からThinkPad。IBMの頃から質実剛健を地で行くノートPCで、道具としての使い勝手はとても気に入っています。
私がThinkPadを気に入っている主な理由は3つ。
- ThinkPad 本体を制御するドライバや専用のユーティリティソフトが充実している。
- メモリ、HDD、光学ドライブにバッテリーなど、増設や交換したい部品に簡単にアクセスしやすい作り。
- 保守マニュアルが充実していて、分解するための情報がわかりやすい。
例えばメモリを増設したい場合、メモリがどこに内蔵されていて、どのように分解してアクセスすればよいのかを知る必要がありますが、保守マニュアルではこんな感じで詳細に図解されています。
これだけ詳細な保守マニュアルがPDFで一般に無料公開されている点も、ThinkPadを選んでしまう理由の一つです。
中古PCを大量に取り扱う「Qualit(クオリット)」という店を見つける
購入するノートPCをThinkPadに絞って探し始めたところ、楽天で中古のThinkPadを扱っている「Qualit(クオリット)」という店を見つけました。
ThinkPad に限らず、アップルや東芝など有名どころの中古PCを取り扱っているようです。
どういった店なのかを調べてみると、横川レンタ・リースが2018年から始めた個人向けのお店のようで、本店以外にも楽天やヤフーショッピングでも出店しています。
横川レンタ・リースのような大企業が個人向けに中古PCを売っているというのも驚きましたが、個人が中古PCを買う上で身元がはっきりしているというのは安心ポイントです。
中古PCにも関わらず3ヶ月の保証もついて値段も比較的安く、程度が良い掘り出し物もありそうです。
ランク分けの基準は写真からではわかりにくいですが、ヤフオクなどで個人から買う場合に比べれば数段きれいなPCという印象を受けました。
送料込みで楽天ポイントも貯まるので、今回はQualit 楽天市場店で中古のThinkPadを買うことに決めました。
中古の「ThinkPad L570」を購入
自宅に置きっぱなしのノートPCなので、A4サイズで最安値のThinkPadから探したところ、比較的程度の良さげな「ThinkPad L570」という機種が見つかりました。
2017年製でオフィスは入っていませんが、Core i5-2.3GHz(6200U)、8GBメモリ、500GBHDD、15.6インチ液晶と、スペックとして全く問題ありません。
これだけの性能にも関わらず、価格は送料込、税込で29,700円。いい時代になりましたね~。
3万円でこれだけのスペックが手に入るなら、オフィスを別途購入すれば大学生に持たせる最初のPCとしても十分です。むしろオフィスのほうが高い・・・。
楽天の他の店でもThinkPad L570 の中古品を見てみましたが、搭載されているメモリ容量が4GBのものがほとんど。8GBを積んでいるのは、Qualitで扱っているものだけでした。
肝心のOSは、「Windows7 Pro 64bit SP1」。しかし、「Windows 10 Pro 64bit」をダウングレードしたもののようです。
念のため、Windows 10を使うことが出来るのかをメールで問い合わせたところ、
「もともとはWindows 10が入っていたPCにWindows 7をインストールしたもののため、付属のUSBメモリに入ったリカバリーメディアで再インストールすればWindows 10がインストールされて利用できる」
と回答をもらったため、購入を決めました。
Windows 10のインストール、メモリ増設、SSD換装を行う
届いたThinkPad L570 がこちら。
外見からは目立った傷もなく、中古PCだと言われなければわからないほど美品です。
電源を入れてシステムチェックしてみると、 64ビット版のWindows 7 Professionalがインストールされ、8GBのメモリを認識しています。
このあとはリカバリーメディアを使ってWindows 10に戻すだけですが、今後長い間使うことを考えて、少しパワーアップさせます。具体的には、16GBへのメモリ増設と、HDDからSSDへの換装を行います。
中古ThinkPad パワーアップ作業内容
- メモリを16GBに増設して、BIOSからビデオメモリの割当量を増やす。
- HDDをSSDに換装する。
- リカバリーメディアを使ってWindows 10に戻す
長くなってきたので、作業内容については次回に続きます。