2019年の正月は近所のゴルフショップやアウトレットモールを回って、商品チェックをしていました。普段はゴルフショップに寄る機会がほとんどないので、長期休暇中に一気に見て回るのを楽しみにしています。
買う予定のゴルフシューズは試し履きをしたりしましたが、ほとんどは見て楽しむだけ。いわゆるウィンドウショッピングです。
そんな全く買う気もないのにふらっと寄った中古ショップで見つけてしまったのが、オデッセイの『ストローク・ラボ 2ボールブレード』パターです。
『ストローク・ラボ』は、パターの距離感に悩んだユーザー向け
2018年シーズンで最も悩まされたのがパターの距離感です。ロングパットもショートパットもとにかく距離感が全くつかめず、えらい目に遭いました。そこでオフシーズンはパター練習に着手。練習道具を揃えたりYoutubeの動画を見たりと色々やっています。
でも、心の中ではパターそのものに原因を持っていきたくなるんです(笑)。
パターは種類も中古品も豊富なので、「いつかは自分にピッタリのパターが見つかるかも」なんて思ってしまいます。
当初候補にしていたのはショートスラントネックのブレードタイプ。ピンの『SIGMA2 ZB2』とテーラーメイドの『TP Black Copper Collection Soto』あたりを考えていました。
パターといえばオデッセイは外せません。オデッセイのショートスラントネックも探してみたんですが、デザインが気に入らず却下。中古で良いのはないかなあと探していたときに見つけたのが、『ストローク・ラボ アイ』について取り上げられていた記事です。
これぞまさしく距離感に悩む私にうってつけ!試打してチェックしておくことにしました。
ピンのパターフィッティングを受けてみる
正月休みになって早速二木ゴルフ札幌東店に赴き、パターの試し打ちです。
ピンの『SIGMA2 ZB2』とテーラーメイドの『TP Black Copper Collection Juno』、オデッセイの『ストローク・ラボ アイ』を打ってみましたが、重量、打感、デザインどちらも甲乙つけがたいパターでした。
どうしようかあれこれ悩んでいると、店員さんが近寄ってきて一言。
「ピンのパターフィッティング、受けてみませんか?」
ピンのパターフィッティングはパターのシャフトにスマホを装着し、アプリを使ってスイングタイプを調べて最適なパターを選びましょうというものです。
早速チェックしてみたところ、私の場合はアークに近いセミアークタイプと診断されました。合っているのはピンタイプやショートスラントタイプ。引っかけで困っていると伝えると、重心距離が長いピンタイプが良いと勧められました。
ただ、診断を受けた後で色々とパターを変えて試打してみましたが、引っかけ気味な症状は変わりません。現在持っているパターはベントネックのブレードタイプなので、「マレットタイプで気分転換も良いかなあ」なんて思っていたときに、以前読んだ野村タケオさんのブログの記事を思い出しました。
野村タケオさんのブログで、オデッセイの「2ボールブレード」パターの存在を知る
パターに悩んで色々調べていたときに見つけたのが、オデッセイの「2ボールブレード」が取り上げられていた野村タケオさんのブログ記事でした。
実はこの時までオデッセイの2ボールパターはマレットタイプしかないと思っており、ブレードタイプがあることを知りませんでした。
野村さんのメインパターはピンタイプ。ただ、調子を落としたときや感覚をリセットしたいときには2ボールブレードで数回ラウンドして調子を取り戻されているとのこと。目標に構えやすい2ボールの特徴と、クランクネックでピンタイプのように打てるのがいいようです。
この記事をショップ周りする数日前に読んでいて、中古ショップに寄ったときに見てみようと考えていたのを思い出したんです。
中古ショップで『ストローク・ラボ』の新品を見つけてしまう
- 距離感が合わないユーザーにお勧めの『ストローク・ラボ』パター。
- 試打したクランクネックもショートスラントネックも、引っかけの症状は治まらず。
- 野村タケオさんのブログで読んだ2ボールブレードは、ピンタイプで崩した調子を取り戻すのに丁度良い。
以上3点が頭の中でぐるぐる回りながらふらっと寄った中古ショップでパターコーナーをのぞいて見つけたのが、『ストローク・ラボ』の2ボールブレードです。しかも新品が正月特価。
しっかり手にして店を出たことは、言うまでもありません(笑)。
『ストローク・ラボ 2ボールブレード』パターの全景
私が購入した「ストローク・ラボ 2ボールブレード」は、2016年発売モデルです。
フェースはノンインサートで、ミーリングが細かく入っています。
パターカバーはマレットタイプで、マグネットで止めるタイプ。エナメル加工が施されていて、雨天時に水が染みこむ心配もありません。
グリップはいわゆるピストルタイプというんでしょうか。手前側が少し盛り上がっているのが特徴的です。
『ストローク・ラボ 2ボールブレード』パターを試打。インパクト付近での2ボールの残像でボールの飛び出し方向をチェックする
オデッセイのホームページに掲載されている『ストローク・ラボ 2ボールブレード』に関する情報によると、
従来モデルと総重量を変えずに、ヘッド・シャフト・グリップの重量配分を見直して設計することで、クラブ全体の慣性モーメントを向上。 ストロークのテンポを安定させ、ストローク中のヘッドの開閉を抑制。
とのこと。
シャフト重量を軽くして、その分をヘッドとグリップに割り振っているようですが、振ってみた感じは少し軽く感じます。
アドレスで目標方向に合わせるとき、2ボールの大きさがわかりやすくて使いやすいですね。通常のブレードタイプでは線が1本入っているだけで本当に目標に向いているのか半信半疑でしたが、2ボールを少し斜め後ろから目標に向けてみるとエイミング(目標へ向けること)がすごく取りやすいです。
打ってみると、ノンインサート特有の硬めの感触が伝わってきます。音は高すぎず低すぎず。
問題の距離感は重量配分のおかげなのか、2ボールの重さを気にすることなくすごく振りやすいです。テンポも強弱交えて打ってみましたが、どちらでもタイミングが取りやすい印象を受けました。
クランクネックタイプのため、ボールの位置はいつもの左目の真下より少し真ん中に寄せています。何も考えずにいつも通りに振ると少し引っかけますが、インパクト付近での2ボールの残像が目標ラインに向かうように動かしてみるとまっすぐ飛び出します。エースパターで引っかけに悩んだときに2ボールブレードに持ち替えてリセットするのはありですね。
引っかけで悩んでいる場合は2ボールの選択はあり
高級感はあまり感じませんが、2ボールの残像を目標方向に向けて振るようにしてやればまっすぐ飛び出すので、引っかけで悩んでいる方にはおすすめです。全体的に重く感じにくいので、テンポも取りやすいですね。
オフシーズンは2ボールブレードと今のエースパターを交互に使い分けながら、パター練習にいそしみたいと思います。
オデッセイ ストローク ラボ パター 2ボールブレードの中古品は、こちら。
2020年3月に2ボールブレードの後継モデルが発売
2020年3月に2ボールブレードの後継モデルとして、「オデッセイ トリプルトラック パター 2ボール ブレード」が発売されます。ストロークラボの新しいシャフトが挿さっているようなので、2ボールブレードを新しく買うならこちらのほうがいいかもしれませんね。