残り150ヤード。皆さんはどのクラブを選択するでしょうか。
ヘッドスピードが38m/sの私はロフト30度の6番アイアンを選んでいましたが、成功率が低いことが悩みでした。トラブルの原因もダフったり、トップしたり、右に左に曲がったりと一定していません。
そんな時に27度のユーティリティを買って試してみたところ、一気に成功率が高まりました。
今回は27度~30度の”ハイロフトユーティリティ”の使用感を説明します。
6番アイアンの成功率が低いことが悩みだった
6番アイアンの成功率が低い理由について、自分なりに考えてみました。
残り150ヤードはヘッドスピードが遅い自分にとって、フルショットでしか届く自信がない距離です。マン振りしないと届かないと思っているため力んでしまい、ダフって30ヤードという失敗をよくやっていました。
スコアが100前後の私の腕前ではパーオンの確率がかなり低いことはわかっていますが、ラウンド中は残り150ヤードの景色は狙いたくなる絶妙な距離に見えることが多いんです。
7番アイアン以下でレイアップするときは、届かないことがわかっているためうまく力が抜けて成功率が高くなりますが、20ヤード前後のアプローチが残ってしまいます。アプローチも確実に寄せる自信はないため、せめてパターが選択肢に入ってくるグリーンエッジくらいまでは何とか運びたいと思っていました。
27度のハイロフトユーティリティは、ヘッドスピードが遅い私にとって救世主
150ヤードを狙うクラブに悩みを持っていた私ですが、ハイロフトユーティリティに変えて良かったことは次の2点。
マン振りしなくてもそこそこ飛ぶため力まなくなり、成功率が高まりました
セカンドショットで芝の上から打つユーティリティはアイアンよりも弾道が低くランが出やすいため、当たりが薄くてもトータルの飛距離では大きな違いが出にくくなります。
ティーショットではユーティリティでもランがあまり出ないため、ショートホールでも強い武器になります。
ラフから打ってもアイアンほど飛距離に違いが出にくいです
ヘッドスピードが遅い私にとって、ラフからのショットでフライヤーの心配はありません。
ラフからのアイアンショットは2~3番手ほど飛距離が落ちることが多く、芝の抵抗に負けて方向も定まらないことがあります。
これがユーティリティだと飛距離の落ち具合は1割ほどで収まり、ヘッドの重さで芝の抵抗に負けることも少なくなりました。
ラフからでも狙っていけることは精神的に大きく、攻め方の幅が広がりました。
自分が使っているアイアンのロフトと長さを調べてみよう
27度~30度のハイロフトユーティリティを検討する場合、まず自分が使っているアイアンのロフトと長さを調べてみましょう。
同じモデル名でも発表年が異なるものもあります。違いがわからなければ、ゴルフショップで計測してもらうと良いでしょう。
150ヤード前後を狙うハイロフトユーティリティの選び方
150ヤード前後で使用するアイアンのロフトと長さがわかったら、それに近いユーティリティを探します。
ユーティリティの評価が全体的に上がってきた最近は、ハイロフトユーティリティの種類も増えてきました。
中古品でも選択肢が増えてきたので、1万円ほどの中古品が狙い目です。
シャフトはアイアンに合わせる
シャフトはアイアンに合わせると、同じ振り心地で振りやすくなります。
アイアンのシャフトがカーボンの場合は、ユーティリティもカーボンシャフトがいいでしょう。入れ替える予定のアイアンと同じ重量の物を選びましょう。
アイアンのシャフトがスチールの場合、ユーティリティにアイアンと同じスチールシャフトをつけると重すぎて振り切れない可能性があります。軽量スチールか、しなりにくいカーボンシャフトがおすすめです。
ヘッド形状はウッド形で小ぶりな物がおすすめ
ユーティリティのヘッド形状は、ヘッドスピードが遅い方はアイアン形よりウッド形の方がおすすめです。
ウッド形はアイアン形よりも重心が深いため、ミスヒットに強くなります。アイアン形はヘッドスピードが速く、コントロールを重視したい人が選ぶといいでしょう。
ヘッドの大きさは、フェアウェイウッドのように大きい物より小ぶりな方がおすすめです。ラフから打つ時もヘッドが芝に邪魔されにくくなります。
ミドルアイアンが飛ばない人は、ハイロフトユーティリティで飛距離を稼ごう
残り150ヤードが高確率で飛ばせるようになると、気持ち的に楽になります。
心に余裕が生まれると無理をしないコースマネジメントとなり、ティーショットも飛ばそうと力まなくなることからミスショットが減ってきます。
ミドルアイアンが飛ばなくてお悩みの方は、ゴルフが楽になるハイロフトユーティリティをおすすめします。
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ユーティリティでは難しい200ヤード越えのショットに、4番ウッドをおすすめしています。
ショットのミスが減ってきたら、次に取り組むのはコースマネジメント。知識があるだけで防げるミスがあります。