現在履いているゴルフシューズは、ナイキのTW14。買ってから5年ほどが経ち、右親指がソールと当たる部分がめくれ雨水が染みこんでくるようになりました。雨の日でなければまだ使えますが、そろそろ新しいシューズ探しの時期に来たのかもしれません。
そこで今日は、ちゃば的ゴルフシューズ探しの旅です。
ちゃば的 ゴルフシューズに求める機能
私がゴルフシューズに求める機能を、まとめてみました。
ゴルフシューズに求める機能
- 横幅にゆとりがある
「幅広甲低」という特殊な足の形をしているため、横幅にゆとりを求めすぎると、足の甲とアッパー部分に隙間が空きすぎてしまいます。インソールや靴下で調整します。 - アッパーが柔らかい
スーツに合わせる革靴と違ってゴルフシューズは履く機会が少ないため、革が伸びるのを待っていられません。私の場合は革靴の固さが苦手なようで、すぐに足が痛くなります。年間10回未満のラウンドでは、新品の革靴が伸びるのを我慢してゴルフをしたくありません。今までのゴルフシューズ購入経験から、最初から柔らかい素材のシューズを選べば良いと学びました。特に、足の締め付けや痛さに繋がりやすいアッパー部分の柔らかさは重要です。 - ソールが柔らかい
素材の柔らかさにも繋がりますが、ソールが硬いと移動で足が疲れます。スイングの安定性よりも足の疲労度を重要視しているので、ソールの柔らかさは重視しています。 - 重量が軽い
靴の重量は軽い方が圧倒的に楽です。ただ、軽さを重視しすぎると防水性能が弱い素材が使われることが多いようなので、その点は注意ですね。 - ひもで締める
私の足の形が「幅広甲低」のため、ボアで締め付けると全体の締め付けとならず、特定部分だけが締まりすぎてしまいます。細かい締め付けはひもの方が自分の足には合っています。 - 防水はしっかり
雨天専用シューズを持てるほど、財政的にゆとりはありません(泣)。 - 希望値段は20,000円前後
これだけワガママを言って20,000円以内で買おうとしている自分が厚かましいですが、この値段で買うことが出来ると嬉しいということで。
近くの二木ゴルフでゴルフシューズ探し
早速、自宅近くの「二木ゴルフ 札幌東店」にシューズ探しに行ってきました。
二木ゴルフでゴルフシューズコーナーをほとんど見たことがなかったので気づきませんでしたが、札幌東店は品揃えがかなり豊富です。フットジョイやナイキ、ニューバランスなどの海外メーカーから、アシックス、ブリジストンなどの国産メーカーはもちろん、エコーやスケッチャーズといった知る人ぞ知るメーカーまで豊富に揃っています。私のように色々なシューズを実際に履いてから購入したい人にはぴったり。
あまりにも豊富なラインナップにさてどうしようと迷っていると、店員が近づいてきました。私の希望を一通り伝えたところ、店員が勧めてきたメーカーは『ECCO(エコー)』でした。
ECCO(エコー)のゴルフシューズとは
ここでご存じない方のために、ECCO(エコー)について簡単にご説明。
エコーはデンマークに本社がある革靴メーカー。世界各地に自社工場を持っており、原料調達からデザイン、生産、流通までの生産工程をすべて自社グループ内で行っています。自社グループで扱える強みから徹底した品質管理を誇るため、第三者に頼ることなく世界中のマーケットで活躍することができます。革靴はゴルフシューズ以外にもビジネスからカジュアルまで扱っていて、シューズ以外にもバッグなどの一般革製品まで扱う「なめし革メーカー」です。なめし革メーカーとしては、世界の5大レザーメーカーのひとつに数えられるくらい有名な知る人ぞ知るメーカー、それがエコーです。
初めて履いたエコーのゴルフシューズに衝撃を受ける
ゴルフシューズを探していたときからエコーについては知っていました。私がエコーに抱いていた印象は、以下の通り。
- ゴルフシューズではフットジョイと並ぶ人気があり、良いゴルフシューズのブランドとして必ず名前が出てくる。
- デザインが格好いい物が多く、使っている革も聞いたことがない(『ヤクレザー』って何の革かわかります?)が、何か良さそう。
- 値段は、他社の売れ筋よりもワンランク上。しかし、買った人の満足度は非常に高い。
私の中でエコーは、いつかは履きたいブランド。型落ちが安くなることもあるエコーのゴルフシューズは、買おうと思ったことが何度もあるメーカーです。
しかし、シューズは試し履きしないと買わないと決めている私にとって、エコーのゴルフシューズを試し履きが出来るゴルフショップが自宅近くのどこにあるのか、今までわかりませんでした。まさか、良く行く二木ゴルフがこんなに品揃えが豊富だったとは。灯台もと暗し、とはまさにこのことです。
今回、店員に勧められたのは以下の2つ。どちらも、ひもで締めるタイプです。
- ECCO BIOM HYBRID3 (エコー バイオム ハイブリッド3。以下「バイオム3」)定価¥ 29,160
出典:ECCO - ECCO GOLF COOL 18 (エコー ゴルフ クール18。以下「クール18」)定価¥ 41,040
店員さん、さすがです。買う気満々の私の心を見透かしていたのか、一番高い靴を2つも勧めてきました(笑)。
まずはどんなものか履いてみようと、「バイオム3」から試着することに。
足を入れた瞬間、「あ、これは買う」と瞬間で思いました(笑)。
まず、アッパーの革が柔らかい。天然皮革の靴でも新品はアッパーが硬くて、履いた後にひもを締めると足が痛く、革が足の形に馴染むまで時間がかかります。バイオム3はアッパーの革も柔らかく、履いた後にひもで調整しても足をしめつける嫌な痛さは全くありません。にもかかわらず、足全体を包み込むホールド感はしっかりあります。
また、エコーの靴は海外製にしては珍しく幅広。いつもは26.5cmなのですが、26cmでも横幅に痛みはなく、つま先に余裕がありました。しかし25.5cmにしたら急に締め付けがきつくなったので、自分の靴のサイズより0.5cm小さいくらいがちょうど良いのかもしれません。
防水性能もゴアテックス採用で通気性も確保。ソールはスパイクレスで柔らかく、少し動いたり屈伸したりしてもソールの固さは感じません。心配していたグリップ力も、店員曰く最近のスパイクレスは全く問題ないとのこと。むしろ、カート道路など固い路面の方が滑りやすいので、クラブハウス内の移動の方が危ないかもと言われました。
スパイクレスの欠点は、ソールが削れてしまうと交換するしか無いこと。ソフトスパイクは鋲を交換することで長持ちできますが、靴全体の軽さ、履きやすさはスパイクレスが圧倒的に有利。う~ん、悩みます。
次に履いた「エコー ゴルフ クール18」も、履き心地はバイオムと同じ。ソールが少し厚底になっていて、ソール横に空いた穴から靴の中の湿気が抜けてさらなる通気性が売りのようです。個人的には厚底になっている分ソールが固く、足全体が少し浮いている感じ。厚底ブーツを履いているような感じで、目線も少し高くなったような気がしました。
エコーのゴルフシューズを履いてしまうと、他のものが履けなくなりそう
エコーのゴルフシューズがここまで良いとは、予想外でした。一度エコーを履いてしまったらこれ以外履けなくなるのでは無いかと不安を覚えるほど、履き心地が快適でした。
私の心はすでにバイオム3に傾いているんですが、問題は価格。2018年の新商品らしく、定価で30,000円はさすがに即決は出来ませんでした。クール18に至っては40,000円ですからね。
2018年のラウンドはあと1回しか予定していないため、購入は2019年以降になりそう。消費税が上がる10月までに安くなっていたら即ゲットです。
バイオム3ではないかもしれませんが、エコーのゴルフシューズをたぶん買います(笑)。買った際にはレビューしますので、お楽しみに。
(2019年1月11日追記)ナイキの『ルナ コントロール ヴェイパー2』を購入しました。
エコーのバイオム・ハイブリッド3の値上げに我慢できず、ナイキの『ルナ コントロール ヴェイパー2』を購入しちゃいました。