これまで何回かコースマネジメントについて取り上げてきました。
コースマネジメントについては勉強中ですが、「みんなのゴルフダイジェスト」で掲載されていたコースマネジメントクイズがとても勉強になりました。
『140ヤードパー3のショートホール』をどう攻めるか?
140ヤードパー3のショートホールの攻め方を考えるクイズなんですが、この記事が良いと思ったのは以下の写真のように、ティーグラウンドから見える景色で条件を提示して考えさせるところです。
上から見たコース図(俯瞰図)でコースマネジメントを説明したものが多くありますが、私の場合あまり参考になりません。その一打を、どういった場所からどのような条件で打つのかがわからないためです。
天気やライの状態、左足上がり・下がりといった傾斜など、置かれた環境は毎回異なります。それによって打ち方も変われば、攻め方も変わります。1つのホールで条件別の攻め方、何故そう攻めるか、攻めるにはこういったショットが必要、などと解説されたサイトや記事を探しているんですが、中々見つけられないんです。自分で作りたくても正解がわからないので作れません。
コースマネジメントとは、自分のレベルに応じた様々な打ち方の取捨選択
コースマネジメントとは、自分が打てるショットの取捨選択です。
「ティーショットでこういう景色のコースではこう攻めていこう」とか、「残り距離とライの状態から判断して次はこう攻めよう」というセオリーがあります。『つま先上がりでは左に飛びやすいから右方向を狙う』といった攻め方は、昔から言われているセオリーですね。この知識があるかないかだけでも結果が変わってきます。
あとは、知識として知っている攻め方を、今の自分のレベルで出来るかどうかの判断が重要です。
今回のコースマネジメントのクイズも、ティーショットで高確率で140ヤードをワンオンできる人を対象にしています。ゴルフを始めたばかりの人や、140ヤードを飛ばすことが難しい人にはあまり参考にはならないでしょう。
自分のこととして聞けない知識は、すぐに忘れてしまいます。
コースマネジメントの知識があるだけで防げるミス
私が共感したもう一つが、この記事を書かれた方の攻めた結果。
ちなみに筆者の選択は8番フルショット。左に引っかかったボールはOB寸前で止まったものの、極端な左足下がり。そこから乗らず、寄らず、入らずのダボでした(涙)。
※引用元:みんなのゴルフダイジェスト
わかるわ~。本番では私もこうなる可能性が高いです。でも、コースマネジメントの答えがわかっていれば、ここまで傷口を広げなくて済むかもしれないのです。知識があるだけで防げるミスと言えるでしょう。
クイズの答えは、みんなのゴルフダイジェストのサイトで確認してください。私にとってはあまりにも答えが意外だったので、この記事を読んでいた電車の中で「え?」と思わず叫んでしまいました。記事の後半にあるプロの解説を読んで、なるほどと納得できました。
ゴルフは、忘却との戦い
コースマネジメントの本を今まで2~3冊購入して読んでみましたが、一つは上から見たコース図で説明しているため参考にならず、もう一つはパーで上がるための攻め方で説明しているため、そこまで飛距離が出ない私には自分事として捉えることが出来ず参考になりませんでした。
理想はラウンドレッスンでマンツーマンで指摘されるような内容をまとめたコースマネジメントの本が欲しいです。こういった場面でどう攻めるかをラウンドレッスンではその都度同伴しているプロに聞くことが出来ます。自分の選択のどこが間違っていたかの理由がわからないと、次の似たような場面で同じことを繰り返してしまいます。
失敗した時に、「あ~、前にもこんな場面で失敗した」と思い出すのですが、打つ寸前まで忘れています。私だけかと思っていましたが、他にもこのような方は結構いらっしゃるようで。
ゴルフは、忘却との戦いでもあるのです。だから、忘れないためにパターンとなっている知識を頭にたたき込んでおく必要があります。しかし、そのパターン分けがショットに偏りすぎているため、コースマネジメントに特化したパターンを知りたいんです。
今回のマネジメントクイズみたいなものを見開きで一問一答形式で問うような書籍があるといいですね。みんなのゴルフダイジェストには、このマネジメントクイズをどんどんやって書籍化して欲しいです。それくらい良いクイズでした。
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