体力向上とダイエットを兼ねたジョギングを始めて早3年が経とうとしています。
ジョギング中はスマホとBluetoothで接続したワイヤレスイヤホンで音楽を聴きながら走っていましたが、スピーカー同士を繋いだケーブルの煩わしさと接続の不安定さ(途中でプチプチ切れる)にイライラが募ってきました。
そこで以前から欲しかったケーブルが無い「完全ワイヤレスイヤホン」を購入し2ヶ月ほど使ってみましたので、感想を書いてみます。
ジョギング中に動くイヤホンケーブルが煩わしい
ジョギングを始めた当初から音楽は欠かせません。自分で気分が高まりそうな曲を聴きながらジョギングすると、走っているときの苦しさが幾分か和らぎます。
スマホとイヤホンを有線で繋ぐとジョギング中にケーブルが邪魔くさくなるため、Bluetoothでスマホとワイヤレスで繋ぎたいと考えて買ったイヤホンが、Ankerの「SoundBuds Slim」です。
モバイルバッテリーやUSB充電器で有名になったAnkerは音楽関係の商品にも力を入れていて、イヤホンやスピーカーのAmazonでの評価はかなり高めです。
「Anker SoundBuds Slim」は2000円程度と安価でIPX5の防水機能もあるため、汗でイヤホンが壊れる心配もありません。
スピーカー同士を繋ぐケーブルは少し短めでしたがそれほど気になるものでもなく、FMラジオのステレオ程度の音質で満足できる私にとっては音質も特に気になりません。リモコンからの再生/停止、音量操作も全く問題なく、購入当初は快適に使っていました。
購入後3ヶ月ほどは気分よく使っていたのですが、スピーカー同士を繋いでいるケーブルが段々煩わしくなってきました。
左右のスピーカーを繋ぐケーブルを首の後ろに回して使っていると、ジョギングの振動で首にケーブルが当たるのが気になりはじめました。暑い時期だと汗でケーブルが首にひっついて、不快感がマックスに。
ケーブルが全くない「完全ワイヤレスイヤホン」は当時2万円以上と高価。三日坊主な私にとって始めたばかりのジョギングは長く続けられるかわからなかったため高いイヤホンを買う気も起きず、しばらくは我慢して使っていました。
しかし、2018年になって1万円以下の安価な完全ワイヤレスイヤホンがAmazonで出回り始めます。5000円以下だったら買っても良いなあと思っていたら、12月のAmazonサイバーマンデーで5000円以下になった完全ワイヤレスイヤホンを発見し、速攻でゲットしました。
5000円以下の完全ワイヤレスイヤホンで重視したポイント
私が購入した完全ワイヤレスイヤホンがこちら。
Amazonで「完全ワイヤレスイヤホン」で検索すると沢山ヒットしますが、値段のばらつきが大きく違いもよくわかりません。特に中国製と思われる物はロゴが違うだけで何が違うのか見た目で判断できず、スペックも似ているのに価格が違う物が多数販売されています。
しかし色々な商品の写真とスペック表を見比べているうちに製品の違いが何となくわかってきて、自分が必要としている機能がはっきりしてきました。
私が重視した完全ワイヤレスイヤホンの機能は、以下のものです。
片方だけでも使用可能
完全ワイヤレスイヤホンで真っ先にチェックしたのは、片方だけでも使用可能かどうか。
ジョギング用途であれば片方が壊れても、もう片方で聞ければ問題ありません。5000円以下で安価とは言え、買い換え期間を延ばせることは重要です。
『自動ペアリング機能』はとっても便利
次に重視したのが「自動ペアリング機能の有無」です。
自動ペアリング機能があると、充電ケースからイヤホンを取り出すだけで自動的にイヤホンの電源がオンになり、スマホと接続してくれます。
使い終わったときもそのまま充電ケースに戻すだけでスマホと切断されて充電が始まるので、電源の切り忘れによるバッテリー切れを防げます。
充電しているかどうかは光るインジゲータを見てすぐわかるので、充電し忘れすることもありません。電源のオンオフの手間が無くなるだけでもかなり快適です。
モバイルバッテリー機能付き充電ケース
充電ケースがモバイルバッテリーとして利用できるかどうかも重視したポイントです。
USBケーブルでスマホや他の電子機器の充電にも使えるのは便利ですし、持ち運びが出来ればイヤホンのバッテリー切れを気にしなくて良いのは安心です。
モバイルバッテリーとしての機能で当時最も大容量だった「3500mAh、120時間連続駆動」をキーワードに商品を絞り込みました。
充電接点の数
完全ワイヤレスイヤホンの絞り込みに役に立ったのが、充電接点の数です。
ほとんどの完全ワイヤレスイヤホンでは2つなんですが、私が選んだのは3つのもの。
充電とマグネットを兼ねた接点数が多い方がマグネットの力が強くなり、ケースに戻したときの吸い付きがいいような気がしますが、比較したわけでは無いのでよくわかりません(笑)。
IPX7完全防水
ジョギングで求められる防水機能は「IPX5」以上であれば問題なさそうですが、どうせなら最高性能の「IPX7」を選びました。
汚れたときに水道でジャブジャブ洗えるのがいいですね。
それほど重視していなかったポイント
完全ワイヤレスイヤホン選びで重視せず、買った商品に自動的に付いてきた機能は以下になります。
- Bluetooth 5.0
- iPhone/ipad/Android適用
- SBC / AAC対応
- Hi-Fi 高音質 3Dステレオサウンド
- ノイズキャンセリング
- マイク内蔵
- Siri対応
iPhone/Android両対応なのは当然として、音質関連を重要視していません。
私の耳ではモノラルかステレオかの違いくらいしかわからず、ジョギングでは音がそこそこ割れずに聞こえればOKなので音質は特に気にしませんでした。そもそも5000円以下のイヤホンにそこまで音質を求めるのもどうかと思いますし。
使い心地は最高だが、操作に対するタップの反応には不満点もあり
説明書ではイヤーピースの種類が3種類と書かれていますが、5セットのイヤーピースが同梱されています。いくつかは予備用なのかもしれません。
ロゴ部分を長押しする時間によって、音量調節や再生/停止などの作業が行えます。
屋外で走るジョギングで30~60分程度使っていますが、Bluetoothによる無線接続が途切れることもほとんどありません。マイナス10℃の夜間に走っていたときに電源が落ちたことが一度ありましたが、他の氷点下の日では落ちたことはありません。
モバイルバッテリーとしても使えるかどうか試すため、充電ケースとスマホをUSBケーブルで接続して走ってみました。スマホと充電ケース合わせてもタバコ2箱くらいの厚みなので、上着のポケットに入れたまま走ることができ、1時間のジョギングを終えてもバッテリー残量は半分くらいは残っていました。
不満点は、タッチの反応時間がシビアすぎて意図した操作がしにくいこと
1回タップで再生/停止、2秒長押しでSiriが起動し、3秒以上で音量調整なんですが、この判別がシビアすぎ。タップの反応は悪く、Siriと音量調整の差が1秒しかないので、再生のつもりがSiriが起動したりします。
さらにタップの反応が悪く、例えば耳の穴の奥まで押し込みたいだけなのに触っているだけで長押しと判断してSiriが起動したり、ニット帽に反応して音量が上がり続けたりしたことがありました。
この機種だけの不具合かと思いましたが、口コミなどを見てみるとタップ操作の完全ワイヤレスイヤホンは同じような誤動作でお悩みの方も多いようなので、こういったものとして慣れることにしました。今後の改良に期待ですね。
完全ワイヤレスイヤホンを使ったら、ケーブル付きのワイヤレスイヤホンには戻れない
アップルの「Air Pods」で火が付いた完全ワイヤレスイヤホンですが、5000円以下でも基本機能としては十分満足できるものが買うことが出来ました。
買おうかどうかお悩みの方は、とりあえず安いもので使い勝手を試してみるといいでしょう。3000円台でも結構色々見つけることが出来ます。いきなり高いのを買うと壊れたり自分の意図と違ったときにがっかりするので、安い商品で使い勝手を確認してみるのがおすすめです。
今買うなら、Anker製のこちらですかね。